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『男、っていうか、北人さんはその、えと』
考えた事もなかった事を聞かれ、なんて答えていいのかわからずしどろもどろになってしまう。
樹「ごめん、意地悪な質問だったね」
そう言い頭に手を置き、ポンポンとしてくれて帰ろっか、と私の手を引いて進んでいく。
サラッと手を繋がれて、今日は樹さんにドキドキさせられっぱなし。
『樹さんっ、手っ！』
樹「いつも北人さんと繋いでるじゃん」
いつもの事すぎて北人さんは慣れたけど、樹さんには慣れてないよ！！！
樹「ねえ、いつも気になってたんだけど、年上の人達には"さん"付けで呼んでるのに、陸さんだけ"陸くん"なの？」
『なんで、だろ。陸くんは陸くん、って感じで、』
樹「ふーん、じゃあ俺の事も"樹くん"って呼んでよ」
『ええ？！』
樹「だめ？」
今日の樹さんは凄いっ、グイグイが凄くて樹さんに繋がれた手、手汗すごいと思う。
でも、樹さんのことを樹くん、に変えたら北人さんも間違いなく俺も俺も、ってなると思う。
樹「陸さんだけ特別な感じなのは、ズルい」
『どうしたんですか、今日の樹さん 、』
樹「樹さん、じゃなくて？」
『〜っ、い、つきくん、』
樹「うん、それがいい」
満足そうな笑顔で、前に向き直りまた歩き始める。
今日のお出かけは、心臓がずっと慌ただしかった。
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ぶちゃん(プロフ) - せえさん» そう言って頂けて、とても光栄です！更新は早くないですが、これからも宜しくお願い致します！(*´`) (2019年4月14日 17時) (
レス) id: b69f05e659 (このIDを非表示/違反報告)
せえ - こんにちは！すっごくきゅんきゅんで癒されました！！ありがとうございます！これからも楽しみです！ (2019年4月14日 2時) (レス) id: 9ec98cd98a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶちゃん | 作成日時：2019年4月10日 8時
