SWEET DAYS【吉野北人】

○買い出し ページ1

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えっと〜、後は何が足りないんだっけ？


スーパーで買い物カゴを持ち、家に何が足りなかったのかを頭をフル回転して思い出す。




「これやない？」


と、カゴに重みが増し、洗剤が二つ入っていた。


『あっ！そうそう！これです！！有難うございます陣さん！』

陣「どういたしまして〜」


そう言って私の持っていたカゴを、ヒョイッと持って行ってくれる優しい陣さん。

自分で持ちますっ、なんて言っても許してくれない。


だから、先にカゴ持ってお店入って来たのに！



「A〜、これは？」

『それはいらないです！』

「ちぇー、」


大量のお菓子を持って現れたのは北人さん。

耳でも生えてたら、明らかに垂れているんだろうなってほど、シュンとしているのが後ろ姿から伝わる。


『…一つならいいですよ』

北人「やった！A大好き！！」


なんて、分かりやすく喜ぶから、年上とは思えないほど可愛い。



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