声優オタクの声優さん

恋バナ？ ページ44

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※ちょっと下品な会話あり





「同じ声優にいい人はおらんの？」


「うーん……。みんなそんな感じじゃないんよね……」


「あの人は？同期の………えっと……」


「かっきーとまえぬか！2人ともいいやん！」


「柿原も前野もちゃんと男として見たことないんよねー」


「あんたかっきーと付き合っとったけどすぐ別れたもんな」


「あの2人は所詮同期やもん」






色んなテーブルを回って話していたけど、最終的に最初に座ったテーブルでイツメン6人で恋バナ。

というより私の相手探し。


声優という特殊な職業だから普通の出会いは期待できないということで、同業者から探そうというのだ。



一応イツメン全員アニメ好きだけど、キャラにしか興味がなくて声優を全然知らない友人が1人。







「じゃあきーやんは！？」


「あ！確かに！最近よく一緒に飲みよるし！」


「紀章さん？そもそも私の事後輩としか見てないやろ」


「いやいや！あれは絶対気ぃあるって！」


「普段全然ツイートせんのにAがツイートしたときは絶対出てくるもん！」


「気の所為やろー！紀章さん忙しいけん偶々って！」


「でも好きじゃなかったらあんな誘わんやろ」


「そう？飲みたいだけで結構色々誘っとるよ？」


「いやいや………。Aいつからそんな鈍感になったと……？」


「鈍感やない！だって紀章さんってすぐに行動する人やけん、さっさとホテル行くって言ってた」


「で？アンタはホテル行ってないけん絶対ないと」


「だってそうじゃない？もし紀章さんが私の事好きなら私はとっくの昔に抱かれとる」


「たぶんきーやんが言ってるのはそういうことじゃないと思う………」







じゃあどういうことだよ……！？
男女がホテル行ってやることって1つしかなくない？







「お前ほんとに1回抱かれてこい」


「やだよ」


「なんで！きーやん好きなんやろ！？」


「紀章さんは推しだから！そういう目で見たことないから！」


「だからそんな事言っとる場合か！今年35やぞ？
アラフォーやぞ？」


「もーいいもーん！私の旦那は仕事やもーん！

それに紀章さん結婚する気ないし。
私は絶対結婚してくれる人じゃないと嫌！」


「このワガママ娘……」






だってそうじゃん……。
この歳になって恋人作るなら結婚前提じゃないとでしょ。



紀章さんは自分で結婚向いてないって言ってたから付き合っても結婚してくれないだろうし。





「良い人いないかなー……」




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