今日も好き。ｰRen.Nｰ (ページ7)

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私達は貴重な休み時間を案の定先生にパシられて職員室にみんなのプリントを集めた物も提出した

『失礼しましたー』

職員室を出るとさっきまで体育をしていた1年生達が廊下に居るのをチラホラと見かける

その中には勿論例の彼もいる

永「あ、山田先輩！」

『あ、体育お疲れ様』

永「…俺かっこよかった？」

『え？なにが？』

永「いっぱいシュート決めてたのに見てなかったん？」

『あーかっこよかったよ。サッカー上手いね』

そう言うとさっきまでショボンとしてたのにキラキラ目を輝かせてこちらを見る永瀬くん

まるで犬。少し可愛いとも思えてくる。

沙「うちら次移動教室だからそろそろ行かなきゃ」

永「あ、そうなんすね。すいません、止めちゃって」

沙「いやいや気にしなくていいよ！A行くよ～」

『あ、うん！永瀬くんまたね』

永「おん！」

永瀬くんとお別れした後教室まで戻ってると沙莉が何を思ったのか突然

沙「Aと永瀬くんって仲良いね」

『いや、なんでそう思うの？』

沙「私には敬語なのにAにはタメだったじゃん」

『…いやそれ私が舐められてるだけだから』

自分で言ったくせに少し悲しくなる

岸「あ、A達の教科書持ってきたよ」

『え、まじ？ありがと！』

沙「岸やるじゃん！ありがと」

教室に戻ってる最中に良いタイミングで岸と合流できて私達の分まで持ってきてくれた

『岸って優しいね』

岸「何だよ急に(笑)」

『いや、ふと思っただけ』

岸「照れるじゃん」

沙「きもいよ」

岸「…お前なあ！」

この2人は仲が良いのか悪いのかほんとによく分からないが見ていてすごく楽しい

・・って私誰目線だよ

そしてなんだかんだ話しているとあっという間に放課後になった

岸と沙莉は相変わらず自転車通学で私だけ電車通学だからお別れ

少し寂しいが1人で帰るのも慣れているのでぼちぼち歩いていると・・

永「山田先輩！」

『…またパンク？(笑)』

永「ちゃいますよ！方面同じやし途中まで一緒に帰りましょ！」

相変わらず懲りない永瀬くんに捕まりました

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