不登校*1258 ページ10
‐赤司side‐
Aに甘えさせてあげると言った手前、僕がAに甘えることは出来ない。
Aは今までの寂しさをかき消すかの様に僕に擦り寄り甘えてくる。
しかしこれはこれでいいな…
僕はAの頭のてっぺんに頬擦りをする。
「寂しかった………」
とAは小さく言う。
「僕もAに会いたくて会いたくて仕方無かったよ」
とAに言う。
Aは僕に抱き付いてきた。
甘え下手なのに頑張ってAなりに甘えてこようとするAが可愛い…
僕もAを抱き締める。
「…お父さんもね、すごく心配してくれた時があったの」
とAが言ってくるから黙って聞く。
「そうか」
「うん。その時ね、ちょっと嬉しかった…」
とAは話してくれた。
別にAの父親がAを愛していなかったとは思わない。
Aが幼い頃は愛していただろうし、きっとAが大怪我をすれば心配もしていただろう。
ふとAが静かになり、Aを見るとAは眠っていた。
僕はAの頭を優しく撫でる。
「大丈夫。僕はいつでもAの傍に居るから」
とAの頭を撫でる。
Aは僕に擦り寄ってきた。
僕は慎重にAを寝かし、毛布をかけてやった。
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木戸藍楽(プロフ) - ねこ汰。さん» 最初からなんて貴重なお時間を申し訳ありません……ありがとうございます!!更新頑張ります!! (2017年4月1日 18時) (レス) id: b372988733 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ汰。(プロフ) - この物語を最初から読んできました…!とても面白いです!更新頑張ってください!!(*`н´*) (2017年4月1日 15時) (レス) id: ad2b3236ef (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 赤紅 (あかべに)さん» ありがとうございます!! 本当に申し訳ございません……ですが皆様のおかげで合格出来ました! これからも皆様が楽しんでいただけるような作品を目指して頑張らせていただきます! (2017年3月16日 23時) (レス) id: b372988733 (このIDを非表示/違反報告)
赤紅 (あかべに)(プロフ) - 合格おめでとうございます!!凄く大好きな作品なので、更新待ち遠しくしてました笑 これからも楽しみに待ってます!頑張って下さいっ (2017年3月15日 16時) (レス) id: ad1b960ee8 (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - ルイさん» ありがとうございます!!頑張らせていただきます! (2017年3月15日 0時) (レス) id: b372988733 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2016年10月29日 0時