私の仕事 ページ47
渉さんsaid
夏唯の口から、“頼む”なんて言葉が出るなんて。
天と地がひっくり返ったってあり得ないと思ってた。
でも本当に、Aちゃんを幸せにしてあげたいんだなって
夏唯の必死さが、静かな夏唯の言葉から伝わってきた。
兄「じゃあ、帰る」
玉「えっ?Aちゃんに会って行かないんすか?」
兄「ああ。もっとあいつが疲れることになるだろうからな」
…たしかに。
兄「じゃあな」
来た時と同じスピードで、夏唯は帰っていった。
千「Aちゃんのお兄さんって、すごいね…」
横「うん、あれとよく付き合ってこられたなって自分でもすごいと思うよw」
北「…できると思う?幸せに」
藤「…」
宮「できるかどうかじゃないくて、しないとけないんじゃない?」
玉「そうだよ。もう一緒に住んでるし、キスマイのメンバーみたいなもんでしょ!」
二「だなっ。メンバーとなれば、幸せにしてやらないと!」
みんなの気持ちは一緒だな。
Aちゃんを幸せにする。
理由はそれぞれだろうけどw
横「じゃあ、ちょっと様子見てくる」
玉「ええ!?わったー俺も行く!!」
北「お前は行くな!!」
玉「なんで!?いいじゃん別に!」
北「だぁめ!!変なことすんだろぉがぁっ!!」
藤「わたる〜♡俺もいくっ」
…もうほっとこ。
横「…うん、たいしゅ…太輔行こう」
コンコン!
横「Aちゃん?渉だけど…入ってもいいかな?」
シーン
返事がない。
藤「寝てるのかな」
横「らしいね」
あんなにいっぱい働いて、睡眠時間もそこまで取れてないだろうし。
ゆっくり寝かせてあげるのがいいでしょ。
玉「あれ?どしたの、開けないの?」
…北山はどうしたんだ。
玉「…あぁ、ミツ?ニカ千と宮田に手伝ってもらった〜」
北山さん、ご愁傷様……
玉「で、開けないの?」
横「寝てるっぽいのよ」
玉「えっ!マジ!?」
…なんか、怪しいな。
玉「ねえねえ、開けちゃだめっ?」
寝顔を拝む気だなw
80人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:苺パンダ | 作成日時:2020年3月12日 20時