【男主】鬼殺の華【鬼滅の刃】

二話 ページ2

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『本日より彩柱(いろばしら)として就かせていただくことに成りました。四季夜Aと申します』

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“ 鬼殺隊 ”


その名の通り、鬼を殺す、鬼を狩る者達



その鬼殺隊の隊士において、最も最高位｢柱｣


その柱と鬼殺隊の当主である産屋敷耀哉…通称お館様のみで半年に一度行われる柱合会議



その終盤



唐突に親方様に伝えられた｢新しい柱｣の存在があった




＿＿＿入っておいで



いつもと変わらず優しく、暖かい声質でお館様が新しい柱に入ってくるよう促す



＿＿＿はい


お館様の声に一拍遅れ、返事が帰ってくる。

声の性質的に男だろう。とその場にいる柱全員の考えが一致する。




ガラリと襖が音を立て、開いた。その奥には人影が見える。



襖の奥にいたのは




その予想通り男ではあった。



しかし


男と言うにはあまりにも儚く、美しい。



白銀の髪、眉、睫毛


藤と月の色が光る左右で違う瞳は白い睫毛によって一層映え、それは伊黒と同じものを感じさせる。


肌も白く、こんな男が刀を振るい、ましてや鬼の首を狩るなど、とてもじゃないが想像出来なかった。




その場にいる誰もが彼に心を、視線を奪われる。



＿＿＿ごくり




誰かが息を呑むのが分かった。




そして、各々似たような、しかし違った考えを持つ



＿＿＿男とは思えないほど美しい容姿だ！

＿＿＿ド派手な見た目の奴だな！

＿＿＿あの人の事なら、もしかしたら忘れないかも

＿＿＿すごくかっこいいわ！キュンキュンしちゃう！

＿＿＿嗚呼…あたらしい仲間、美しい声色だ

＿＿＿全体的に白すぎんだろォ

＿＿＿……特別興味はない

＿＿＿甘露寺に近付かなければ何でもいい

＿＿＿是非仲良くしたいです


さて、これから一体


どんな物語を作るのか。

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