Being with you Ⅵ【鬼滅の刃】【時透無一郎】 (ページ9)

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誘拐犯ページ9

「ん…」

なにやら騒がしい声で目を覚ます。

ここは…？？

あたりは真っ暗で、私は1人、なにやらソファーの上に寝かされていた。

「Hey, she woke up, Delan」
「Got it」

まだぼんやりとする視界の中、男の人の顔が近づいてきた。

私を連れ去った男…じゃない。

私を連れ去った体格のいい人は、部屋の隅で仁王立ちで立っていた。

とても顔の整った世に言うイケメンが近づき、
私の頬を撫でた。

「なにすんの…っ！！！」

睨んで威嚇してみるけど、全く通用しない。

なぜならそもそも私は英語が話せない上に聞き取れないから！！！！←

はぁ…こんなんだったらもっとちゃんと英語勉強しとけばよかった…なんて後悔する。

「What are you thinking about?」

ワラユシンクバウ？

我愈史郎笑う？←

意味わからん。

とりあえずもうYESマンで。←

「Yes」

「What?Do you understand this situation?」

あ、いや待てよ、さっきはYESマンを押し通したから捕まったんだ。

そしたらNOマンになったほうがいいかな。

「No」

「Haha, then do you wanna be my wife?」

いや、でも否定ばっかりしたら殺されるかも、やっぱりここは素直にYESマンでいた方が…

「Yes」←

相手がなにを話してるのかなんて関係ない。

とりあえず今はYESマンで切り抜けるんだ！

その一心で適当にYESと答えると、

私を連れ去ったマフィアらしき人たちは驚いた顔をして固まり、私をじっとみた。

え？私なんかヤバイこと言った？

・

・

・

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「Hahahahahahaha!!!!!」
「You are too interesting!!!」
「That's funny」

しばらく固まっていた誘拐犯一味はあろうことか大声で笑い出した。

「？？？？」

なんで笑っているのかさえ訳がわからず、混乱する私の頬にディランと呼ばれているイケメンが再度触れてくる。

さわんなクソじじいと言いたいところだが、怖くて声が出ない。

まぁそもそもきっとじじいと言っていい歳でも無さそうだけど。

「You are interesting. You'll be my wife」

そういってディランは私の唇にその唇を重ねた。