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柊『絶対にこの角から出ない事』
と、言いつけられ、廊下に三角座りをして二人の話を聞く事にした
コツコツと階段を上がってくる音が聞こえて一颯くんの顔を見る
一颯くんはこくりと頷いてから一歩踏み出して、郡司さんの前に姿を現す
柊｢大胆ですね、爆弾で命を落とすかもしれないのに｣
郡司｢お前は俺を殺さない……だろ？
五十嵐理事官が現場を外された今、人質を殺す意思の無いお前は袋のネズミだ｣
……一颯くんは黙ったままだ
郡司｢だから警察と交渉出来る本当の人質が欲しい…だろ？｣
柊｢流石刑事さ〜ん。なら人質になって貰えますか？｣
郡司さんはふっと笑ってから続けた
郡司｢残念ながら俺は確かめに来ただけだ、お前が何をしようとしてるのか。
五十嵐さんは骨の髄まで刑事だった。そんな人が、何故犯罪の片棒担いだのか｣
一颯くんはしばらく黙っていたが、茅野ちゃんからの報告があったのか、口を開いた
柊｢どうやら話をしてる時間は無さそうです。SITが来るんで大人しくしてもらいましょうか｣
こっからじゃ死角になって一切様子が見えない……
郡司｢お前に拳銃が撃てるのか｣
………一颯くん…大丈夫…だよね？
手を組んで目を瞑っていると発砲音が聞こえてビクッと肩を上げる
今のはどっちが撃ったの……？
体を出したいがそれだと約束を破る事になってしまう
我慢……
郡司｢お前は俺を殺さない｣
ドカッと殴る音と倒れ込む音が耳に入ってくる
郡司｢本職を舐めんじゃねえぞ｣
殴られたのは一颯くん？
スっと立ち上がって一颯くんの元に行こうとしたが……
郡司｢お前の狙いはなんだ！答えろ！｣
その怒号が聞こえてピタリと止まる
柊｢…貴方ならきっと分かるはずだ。
悪意にまみれたナイフで汚れなき弱者を傷つけられた貴方なら！｣
すると次に聞こえたのは郡司さんの苦しそうな声……
一颯くんの影がコチラに近づいたのを見て顔を上げる
まだ、二人の話しは続くようだ……
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理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (2022年8月24日 11時) (
レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
火香 - もう、終わりですか？そうであれば、もっとみたいです。 (2020年12月22日 23時) (レス) id: c8fda0f1d6 (このIDを非表示/違反報告)
むささび(プロフ) - れなさん» コメントありがとうございます。完結するまでは更新させていただきます。お待たせしてしまうことになって申し訳ございません。 (2020年10月4日 18時) (レス) id: 604bb43591 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - もう、更新しませんか、、？最後まで、読みたいです (2020年10月3日 12時) (レス) id: f50522564b (このIDを非表示/違反報告)
蒼炎 - これ面白いです！続き待ってます！更新頑張って下さい！ (2020年2月2日 17時) (レス) id: 874e279780 (このIDを非表示/違反報告)
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