＊ ページ43
柊に校舎へと呼び出された武智は、約束を守りきちんと一人で来た
対面した二人は話を始める
柊｢貴方とはちゃんと話がしたかった｣
武智｢僕もですよ。一体どうしちゃったんですか？こんな事件起こしちゃって｣
柊｢貴方がフェイク動画で景山を死に追いやったりしなければ、何も起きませんでしたよ｣
武智｢だから言ったでしょう？フェイク動画の事なんか知らないし…ベルムズ？……｣
とぼける武智に、柊は通話を盗聴し録音していたボイスを流す
武智｢盗聴は犯罪だぞ。法的になんの証拠にもならない。
それに、そんなものはデタラメだ｣
柊は、武智に豪翔大学の誘いを景山に断られた話をする
武智｢他に行きたい大学があったんだろ｣
柊｢違いますよ。貴方と豪翔大学の深い関係を知っていたからです。
見返りの報酬はかなりの額だったんでしょうね｣
武智｢何言ってんだよ。そんな根も葉もない…柊｢景山本人から聞いたんですよ｣
言葉を遮りそう言った柊の顔を見る武智
柊｢断られてからも説得を続けて…ついに、禁じ手を使った｣
茶封筒に入ったお金を景山に”支度金だ”と言って差し出した
武智｢何言ってんだそんな事する訳ない｣
柊｢貴方は毎年一定数の生徒を豪翔大学に推薦入学させて、選手の活躍に応じて報酬を受け取っていた。
でも皆が皆活躍出来るわけじゃない。じゃあ残りの生徒はどうなっているのか。調べてみたら貴方の推薦で入学した生徒の9割が大学を1年目で退学してました｣
武智は顔を逸らし、溜息をを吐く
柊｢貴方は活躍した生徒に対して多額の報酬を貰う一方で、1年目に結果を残せなかった生徒には強制退部、授業料免除の撤回など…生徒に苦しい契約を交わしていた｣
武智｢なんでそれを…｣
柊｢彼女はそれを知ったから貴方からの誘いを断った。そして貴方を訴えようとしたっ
貴方はそれが明るみになる事を恐れて、景山を陥れるフェイク動画をベルムズに…武智｢ふざけるな！｣
怒った顔をし、声を荒らげた武智
武智｢死んだ生徒の言い分をそんなに信じるのか？全て嘘に決まってるだろ！｣
呆れた顔をして淡々と嘘を述べる武智
武智｢そしたら、今度は君を頼るようになった…ははっまさか君は本気にした口か？｣
嘲笑する武智を強く睨みつけた少女は唇を噛み締めた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 463人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
むささび(プロフ) - かみゅーさん» 通知に気づいてなかったです！申し訳ございません！！猫ちゃんを使っていただいて嬉しいです(照)ありがとうございます！頑張ります！ (2019年3月23日 18時) (
レス) id: 0c8ac5b5d1 (このIDを非表示/違反報告)
かみゅー(プロフ) - むささびさん» ほんとありがとうございます！ 私は笑う演技以外はできるのですが、私は面白くないと表情が硬いのでこれで笑う演技を練習してます！ どこか掴めない不思議な謎がいっぱいな女の子と自分は思い練習に使わせてもらっています！ 更新など大変でしょうが頑張ってください (2019年3月14日 6時) (レス) id: b4845b3782 (このIDを非表示/違反報告)
むささび(プロフ) - かみゅーさん» ええ！？そんなっ、練習に使って頂いてるなんて感激です！お役に立ててるなら嬉しいです！ (2019年3月14日 6時) (レス) id: 0c8ac5b5d1 (このIDを非表示/違反報告)
かみゅー(プロフ) - むささびさん» とてもおもしろいです！演技の練習などするときに台本として使わせて貰ってます！ (2019年3月14日 1時) (レス) id: b4845b3782 (このIDを非表示/違反報告)
むささび(プロフ) - ヒマワリさん» 初めまして！コメントありがとうございます！うへー嬉しいお言葉っ！更新頑張りますっ！ (2019年3月10日 22時) (レス) id: 5a69b430ef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
