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「うぅ〜」
準備室に入れてもらい、ぐでーっと机に項垂れる
柊「……何」
「見てたんだろ!聞かないでよ〜」
パッと顔を上げると女子トイレの映像が画面に出てる
「あ、結城ちゃんだ」
柊「……」
「水越ちゃんもいるんだ!何話してるのかなっ」
一颯くんの後ろに行き一緒になって映像を見る
「なんか…変た……ナンデモナイデス」
やっと目が合ったと思えば、そんな冷たい目やめてよね…
「ふふ、やっぱり、携帯取り上げなくて正解だったか〜」
得意気に呟くと「そうだな」と言われる
柊「お前の事だから『そんな事していいと思ってんの?』とか言いそう」
「言わないよ…多分…。」
完全否定出来ないのが悔しい……
「でも、学習して欲しいかな」
天井を見上げてふぅと溜息を吐く
「SNS…の影響力とか…どれだけ人が傷付くのか……とか」
自分の隠れてる左手首をプラプラとさせる
「痛いのは慣れた…傷付くのも慣れたの……でも、大切な人が居なくなるのは…慣れないし、耐えられないんだよ」
涙目になりながら一颯くんの目から目を逸らさない様に頑張る
感情的になってる…僕こそホントに情緒不安定だ…
泣きそうになってると一颯くんが涙を拭ってくれる
柊「茅野来るから泣き止んで…俺が泣かせたみたいじゃん」
「…ある意味キミが泣かせてるんだけど」
ムスッとしながらハシゴを上り住処となってるスペースに帰る
柊「あのさ、そこお前の部屋じゃないからね」
「ここ寝心地よき…それに、残り時間少ないんでしょ……?なら、1秒でも長くキミとの思い出を作りたい」
柊「…猫羽」
「お姉ちゃんとれーちゃんの時は……後悔しか無いの」
もっとこうしてれば良かった…ああしてれば良かった……もっともっと…
「強い人になりたかった」
そう呟いた所に茅野ちゃんがそーっと入って来る
僕は何故かバレないように身を隠す
……なんで隠れたんだろ…まあいいかっ
なんか、かくれんぼみたいだ…
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むささび(プロフ) - かみゅーさん» 通知に気づいてなかったです!申し訳ございません!!猫ちゃんを使っていただいて嬉しいです(照)ありがとうございます!頑張ります! (2019年3月23日 18時) (レス) id: 0c8ac5b5d1 (このIDを非表示/違反報告)
かみゅー(プロフ) - むささびさん» ほんとありがとうございます! 私は笑う演技以外はできるのですが、私は面白くないと表情が硬いのでこれで笑う演技を練習してます! どこか掴めない不思議な謎がいっぱいな女の子と自分は思い練習に使わせてもらっています! 更新など大変でしょうが頑張ってください (2019年3月14日 6時) (レス) id: b4845b3782 (このIDを非表示/違反報告)
むささび(プロフ) - かみゅーさん» ええ!?そんなっ、練習に使って頂いてるなんて感激です!お役に立ててるなら嬉しいです! (2019年3月14日 6時) (レス) id: 0c8ac5b5d1 (このIDを非表示/違反報告)
かみゅー(プロフ) - むささびさん» とてもおもしろいです!演技の練習などするときに台本として使わせて貰ってます! (2019年3月14日 1時) (レス) id: b4845b3782 (このIDを非表示/違反報告)
むささび(プロフ) - ヒマワリさん» 初めまして!コメントありがとうございます!うへー嬉しいお言葉っ!更新頑張りますっ! (2019年3月10日 22時) (レス) id: 5a69b430ef (このIDを非表示/違反報告)
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