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ピピッとロックを解除してドアを開けた一颯くん
柊「はい、いってらっしゃーい」
皆、念願のシャワーに入れる事にテンションが上がってるのかはしゃいで廊下に出て行く
茅野「あれ?猫ちゃん行かないの?」
茅野ちゃんがピタッと止まると、宇佐美ちゃん、河合ちゃん、魚住ちゃんも止まる
「あ…あー僕は…」
言い訳に戸惑ってるとぐいっと肩を抱かれて見上げると一颯くんだった
柊「猫羽は別…早く行ってこーい」
4人は顔を合わせて、僕達に手を振りながら廊下を駆けてった
「……アレじゃ余計怪しまれたでしょ」
柊「さあな?…それより、飯は食ったのか?」
「…食べたよ、ちょっとだけ」
そう言うとへぇ…みたいな顔されるからふふっと笑う
「残ったのは魚住ちゃんが食べてくれた〜」
柊「楽しそうだな」
「分かんない…でも、…クラスメイト…?と食べるのは…初めてだったから…嬉しい…のかな?」
柊「宇佐美と河合には飴あげてたしな?」
「……見てるんじゃないか…だから、これで4人目?ホントは、甲斐くん達とか、諏訪ちゃん達にもあげたいんだけど……」
柊「苦手だもんなー、あの辺」
「…違うってのは分かってるんだけど…
でも今日で折り返し地点だ…」
ぎゅっとネクタイを掴む
「がんばる…」
顔を上げて一颯くんの目を見て、にっこり笑う
柊「……で、いつまでそれ続けてんの?」
「パーカー着てるとクセで出るんだ〜」
ムニムニと自分のほっぺを摘む
「でも笑ってないと泣いちゃうから」
柊「……女子が出たら入れよ」
「あーいっ!」
……___
服を脱いで自分の身体を見る
「…はぁ」
なんて醜い身体なんだ…
手首の傷も、お腹も、脚も、背中も……
「こんなの見せらんないよ…」
久しぶりのシャワーは傷にしみてちょっと痛かった
……___
タイツ、スカート…ブラウスを着てパーカーは手に持ち、ぽたぽたと髪から雫が落ちる中、準備室に戻ると、一颯くんはパソコンに向かって怪しく笑ってる
僕に気づくと立ち上がって両手を挙げるので僕も真似してみる
柊「ヒーロー編、開まーく!!」
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むささび(プロフ) - かみゅーさん» 通知に気づいてなかったです!申し訳ございません!!猫ちゃんを使っていただいて嬉しいです(照)ありがとうございます!頑張ります! (2019年3月23日 18時) (レス) id: 0c8ac5b5d1 (このIDを非表示/違反報告)
かみゅー(プロフ) - むささびさん» ほんとありがとうございます! 私は笑う演技以外はできるのですが、私は面白くないと表情が硬いのでこれで笑う演技を練習してます! どこか掴めない不思議な謎がいっぱいな女の子と自分は思い練習に使わせてもらっています! 更新など大変でしょうが頑張ってください (2019年3月14日 6時) (レス) id: b4845b3782 (このIDを非表示/違反報告)
むささび(プロフ) - かみゅーさん» ええ!?そんなっ、練習に使って頂いてるなんて感激です!お役に立ててるなら嬉しいです! (2019年3月14日 6時) (レス) id: 0c8ac5b5d1 (このIDを非表示/違反報告)
かみゅー(プロフ) - むささびさん» とてもおもしろいです!演技の練習などするときに台本として使わせて貰ってます! (2019年3月14日 1時) (レス) id: b4845b3782 (このIDを非表示/違反報告)
むささび(プロフ) - ヒマワリさん» 初めまして!コメントありがとうございます!うへー嬉しいお言葉っ!更新頑張りますっ! (2019年3月10日 22時) (レス) id: 5a69b430ef (このIDを非表示/違反報告)
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