01.おはよう世界 ページ3
朝、6時半。
私はアリス様を起こしに部屋へと向かう。そういえば昨日は遅くまで書記長様のお部屋の電気が点いていたが…大丈夫だろうか？
控えめにノックをして中に入る。プラチナブロンドの美しい髪の毛はシーツの上で踊っており、長い睫毛は未だ伏せたままだ。
貴「アリス様、アリス様、朝ですよ。起きて下さい。今日はとても良い天気ですよ」
ars「ん〜〜〜〜…A…もうちょっと寝かせて…昨日遅くまで書類頑張ったの…」
貴「なりません。さぁ、起きて下さい。コネシマ様やシャオロン様がアリス様を今か今かとお待ちしておりますよ」
als「………………ぐぅ」
貴「……いい加減起きろっつってんだろアリス！！！！」
布団を思い切り捲り、アリスを引き摺り降ろす。猫被り？そんなの最初から…あのカミングアウト事件の時点で捨て去ったわ。
私女優になれるよ、うん、絶対なれる。
アリス専用の軍服や装飾品をテーブルに並べ、未だ寝ぼけてる彼女を洗面所に押し込む。
als「ゔぇっ…。ひどいよA、私が朝苦手なの知ってて乱暴するんだから…」
貴「その書類が今日の朝までなの知ってんだからな。しかも3週間くらい前に貰ったヤツなのも把握済みだからな」
als「さっすが私の専属メイド！私のこと理解してる！でも大丈夫！トントンさんは基本私には甘いから！だって私美少女だもんよ！」
貴「はいはい、美少女が美少女を豪語するなって。そんなの世界の理レベルで分かってるよ。あと、トントンさんに限らず幹部様達は全員もれなくアンタのトリコだから安心しな」
あとトントンはDTだからな←
アリスの髪を結わえていると、アリスがまたあの質問をした。
als「…ねぇ、Aはさ、前からあの人達のこと好きなんだよね。なんで関わろうとしないの？」
貴「何いきなり。いや、必要ないかなって。同じ空間で同じ空気吸ってるだけでも幸せ。それに今はアリスもいるし、毎日楽しいよ？」
als「Aの実力は幹部レベルだから、いけると思うんだけどなぁ…」
貴「…本音を言うと他の人達の反応が怖いだけ。私みたいな下級メイドが幹部様達と関わったら、アリスにも被害が出ちゃうかもしれないじゃん？それだけは絶対ダメだよ」
als「A……。ごめんね」
貴「アリスが謝る必要性0だよ。はい、出来上がり。朝食を食べに行きましょうか、アリス様」
まだ納得していないのか、アリスは不満そうな顔で頷いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 653人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆきな(プロフ) - 煽りの呼吸笑笑 (2019年12月27日 22時) (
レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
にあ - ミーシャ強しww 、、好きです頑張ってください！ (2019年9月7日 20時) (レス) id: 0a6c0fb42c (このIDを非表示/違反報告)
ふう(プロフ) - ミーシャちゃん夢主ちゃんのなかでどうなってんのww (2019年9月6日 20時) (レス) id: 98934c9ea5 (このIDを非表示/違反報告)
流希 - 推しが…可愛すぎる… いや、推しだけじゃなく全員可愛い…これからも頑張って下さい！ (2019年9月4日 19時) (レス) id: a52e442f29 (このIDを非表示/違反報告)
歩くアスパラ - はぁ〜、ニヤケがとまらん。すき...(語彙力) (2019年9月1日 18時) (レス) id: ec00883068 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：玉ねぎ | 作成日時：2019年8月17日 3時
