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TH side
自分の部屋に行こうとしたら 、ユンギヒョンに呼び止められた 。
なんだろう 。
廊下の端まで ついていく 。
「お前さ」
「うん」
俺に振り返ったユンギヒョン 。
ユンギヒョンの瞳は本当に鋭い 。
こんなんじゃあ誰も逃げられないよ 。
今ちょっと俺 命の危険 感じてるもん 。
「Aについてどこまで知ってるんだ」
「……」
「黙ってんじゃねぇよ」
……ユンギヒョン 、本気で知りたいのかな 。
でもユンギヒョンの情報網でも調べきれないのか 。
だから俺に聞いてるんだよね 。
言うつもりなんか さらさら無いけど 。
「逆にユンギヒョンはどこまで知ってるの？」
「俺の質問に答えろ」
「ぶー。不公平だよ」
「お前も分かってんだろ。全部あいつのためなんだよ」
…… なんでそう 、ヌナに必死になるんだろう 。
あの人 僕たちの敵なのにね 。
面白いなぁ 。
「あいつが警察に居るのは俺も知ってる」
「なんでこんなとこ通ってんのかお前なら知ってんじゃねぇのか」
そんなの考えたら分かるでしょ 。
ずっと黙りこくっていると 、ユンギヒョンはいきなり壁を殴った 。
ドンッッッ て
まるで漫画で見るような映像 。
こっっっわ 。
あ 、でもユンギヒョンはその道のプロか 。
「言え」
「本当に知らないよ」
「チッ……」
もういい 、俺が調べる
そう言い残してユンギヒョンは俺に背を向けた 。
「はあ……」
部屋へ向かう 。
襖を閉めて 、ランタンを点けて 。
布団に寝転んで 、天井を見上げた 。
こんな狭い籠の中にいるから 、みんなヌナが救世主に見えるんだろう 。
でも勝手に心の中に入ってくるなんていい迷惑だ 。
別に俺は 、ヌナが嫌いな訳じゃない 。
むしろ 、身体の 関係としては 本当に最高の相手だと思う 。
でも 。
俺にとって 、
……いや
俺らにとって 、あの人っていうのは …
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百合梛 - 初めまして、頁を捲るのが惜しい位に面白い作品です、他の作品とは違う読みやすさと魅せられる物が有ります、如月様の御挨拶の書き方もとても素敵で感動しております。第二幕これから魅させて頂きます。 (2019年7月23日 15時) (
レス) id: 620040a8de (このIDを非表示/違反報告)
ゆ わ こ(プロフ) - ただ好き。こういうお話が好き。 何回も読み直してしまう (2018年11月16日 18時) (レス) id: 41ddd5c2e8 (このIDを非表示/違反報告)
ЯeI(プロフ) - とても簡潔に感想を言いますと、やたら行間が多くて読みにくい、会話に(笑)という表記がよく出てくるのが小説的には…という感じでした。それ以外は真似したくなるような所ばかりで、ありきたりな設定の中に色々と詰め込まれてて面白かったです。外伝頑張ってください。 (2018年3月23日 22時) (レス) id: 916ce16a17 (このIDを非表示/違反報告)
sunshine。。。(プロフ) - 面白い。 (2018年3月4日 10時) (レス) id: a43e5c801b (このIDを非表示/違反報告)
ユン(プロフ) - 途中途中がエロすぎますよwあ、いい意味でですよ！？しかもみんなの特徴をすごい掴んでいてめっちゃ好きです！しかも所々がかっこいいです！何回も読み返したくなる病にかかりましたw第二幕楽しみにしてます！これからも頑張ってください！応援してます！！！ (2018年2月26日 15時) (レス) id: 0f8c4a85df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月
x他1人 | 作成日時：2018年2月17日 15時
