#30 ページ30
本を閉じて立ち上がれば、俺の後をトコトコとついてくるしげ。ほんま、いっつもうるさいヤツが静かやとこんなにもかわいく見えるんかって思う。
普段はウザイしかないのになww
隣に寝転んだしげを、いつものように自分の肩に引き寄せた。
『ふふ。淳太あったかい』
「そーか？」
『おん！なんか俺さ、もともと冷え性やんかぁ！やから、みんなにくっついてたら温かこうなるんか、よう寝れるなぁって気づいてん！』
「ほんなら、最初はみんなにくっついてなかったん？」
『あ〜。うん。最初はくっついてたん神ちゃんだけやった！けど、なんか気づいたらみんなの方がくっついてくるようになってたなぁ。』
そりゃそーやろ。なかなか寝つけんしげをどうしたら寝させられるか。
早く起きてしまうしげをどうしたら寝させられるか。
俺らは日々情報交換しとる。
そんな中で神ちゃんが教えてくれたくっつき作戦と照史のトントン作戦がここ最近は有効やと情報交換したばかりや。
最初は男同士でくっつくなんてって思ってたけど、俺らは案外いけるもんやな。ってとこに落ち着いてるからすごいと思うねん。
「しげ、この前は誰と一緒やったん？」
『ん？…んー、�陲舛磴鵑笋辰燭�なぁ…。なんで？』
「最近、神ちゃんとは？」
ないなぁ。神ちゃんと流星はドラマの撮影はじまっちゃったし。会ってもないわ』
「ふーん。」
『神ちゃんがどしたん？』
「……しげはさ、神ちゃんの事どう思ってるん？」
『どうって、大事なメンバーやけど？』
「それだけ？」
『え、他になんかあるん？』
「……いや、なんでもない。」
『なんやねんww』
「いや、しげにとって、一緒におって落ち着く人って誰なんかなぁ。って思っただけや。」
『……落ち着く人？』
「そ。だって、みんながみんな同じように落ち着くわけちゃうやろ？」
『え、でもメンバーはみんな同じくらい落ち着くで！夜もメンバーと一緒の日は3時間以上は寝れてるし！』
「そうなん？…まぁ、しげがちゃんと寝れるならええんやけど。」
『うん！…淳太、いっつもごめんな。ありがとう。』
「そんなんええから。今日もしっかり寝ぇよ。」
『うん。おやすみ。』
「おやすみ、しげ」
そう言って眠った数時間後、こっそりとベットを抜け出すしげ。
最初はトイレかとも思ったけどなかなか戻ってこんくて、結局戻ってきたんに気づいたのは朝方やった。
あいつ。
やっぱり寝れてないやろ。
#31 桃×赤の夜Part2 /赤side→←#29 黄×赤の夜 /黄色side
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 533人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
キリアイ(プロフ) - たまごんさん» たまごんさん！あたたかいコメントありがとうございます！レスが遅くなりすみません。ゆっくりペースではありますが、赤緑コンビが幸せになる日に向かって進めていきたいと思ってます。これからも、よろしくお願いします！ (2021年1月9日 12時) (
レス) id: d3e17129ce (このIDを非表示/違反報告)
たまごん(プロフ) - 更新されるの楽しみに待ってました！緑さんの心境を思い、一緒にモヤモヤキュンキュンしております♪これからも応援しておりますので、無理だけはされぬようマイペースに頑張ってください！！ (2021年1月3日 20時) (レス) id: 8794961631 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：キリアイ | 作成日時：2020年11月27日 23時
