20.初仕事 ページ22
夢主side
探偵社での一日目。
この日は朝が一番大変だった。
と言っても仕事が忙しかったわけではない。
一つ目に、太宰さんが遅刻ギリギリまで部屋から出ようとしないのでしおちゃんと一緒に引っ張り出していたらそれだけでもう遅刻確定の時間になっていた。
二つ目に、探偵社への行き道へは途中に川があるのだが「今日は川が綺麗だ、此れは入らずにはいられまい!」と飛び込みをして。
三つ目に、出会う女性に片っ端から「心中しましょう!」とナンパ?をして。
探偵社へ着く頃には出社時刻より一時間以上遅れていた。
国木田さんは何となく察したのか太宰さんにだけ怒鳴っていた。
私はしおちゃんをナオミちゃんに預けることにした。
ナオミちゃんはとても嬉しそうだった。
今日の私の仕事は最近ヨコハマに現れた密輸業社の取り押さえだった。
そしてまさかの太宰さんと組むことになっていた。
『太宰さん、異能力者が一人いるらしいので気をつけてください』
そう言い情報にあった廃ビルのドアを開けた。
「Aちゃんは私の異能のことは知っているだろう?私は大丈夫だぁっ!?」
ドヤ顔で足を踏み入れた瞬間に吹っ飛んで行った太宰さん。
前には筋肉が素晴らしい外国人がいた。
「真逆いきなり殴られるとは…油断していたよ」
服についた汚れを払いながら立ち上がった太宰さんは全く痛そうじゃなかった。
「だが、威力が足りない。私はマフィアで一番の体術使いに殴られ慣れているからね。此の位何ともないのさ」
そして私に目で合図を送ってくる。
『【ハッピーシュガーライフ】』
身体が軽くなってきたのを確認すると私は走りだした。
「いやぁ、Aちゃん。素晴らしかったよ!」
結局私が全員倒すことになり、思った以上に時間がかかった。
『…帰りましょうか』
今度からは別の人としよう、と心に決めて私たちは帰路を辿った。
86人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らおらお(プロフ) - 好きです。読み続けたくなる。 (2019年4月3日 17時) (レス) id: ee472e7980 (このIDを非表示/違反報告)
四ッ谷(プロフ) - 一つ小説の話としては、最初のしおちゃんがいないシーンですが、さとちゃんならもっと焦ってて、太宰さんの言葉もすぐ切り上げてどっかいってしまう位の子だと思われますよ〜!(でもそしたら文ストとの関わりが無くなるのか?) (2018年10月30日 17時) (レス) id: fcad229650 (このIDを非表示/違反報告)
四ッ谷(プロフ) - そもそもさとちゃん自体がいない…?何方にせよ、ハピシュガが大好きな身としてはあまり好ましくない設定なので、今一度設定を見直して頂くか、類似設定の別物(異能の名前を変えて、しおちゃんは別の名前の女の子にするなど)していただけると幸いです。 (2018年10月30日 17時) (レス) id: fcad229650 (このIDを非表示/違反報告)
四ッ谷(プロフ) - あの、3話までしか読んでないのでその後の設定に関わる様なら申し訳無いんですけど、さとちゃんが夢主と成り代わってる時点でそれってもうハピシュガの設定を借りただけの別物ではないですか…?これだとキャラ崩壊以前の問題の様な気がします。 (2018年10月30日 17時) (レス) id: fcad229650 (このIDを非表示/違反報告)
ココ(プロフ) - 最近ハッピーシュガーライフのアニメを見てたのでコラボ作品を見つけてテンションが上がりました!とても面白くて好きです!これからどうなっていくのか楽しみです、更新頑張ってください!^^ (2018年9月12日 17時) (レス) id: 8afcf3da14 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:kiri | 作成日時:2018年9月7日 23時