１３．再開と取引 ページ15
夢主side
中也さんから電話が掛かって来た。
しおちゃんを見つけたということだった。
私は居ても立っても居られなくなり立ち上がったが太宰さんに止められ再び座った。
あんまり大勢で来られても困るから探偵社からは私と太宰さん、ポートマフィアからはしおちゃんと中也さんが。
それぞれ廃倉庫に来ることになった。
マフィアの首領によって探偵社からの許可は取ってあるらしい。
時間は明日の夜八時。
廃倉庫、というのはよく取引をするのに利用している場所らしい。
話によると目覚めたばかりだが今はエリス嬢、という少女と遊んでいるらしい。
「良かったではないか、早めに見つかって」
『はい。でもマフィアって大丈夫なんでしょうか』
「安心し給え、首領はかなりロリコンだから危険な目にあうことはないだろう」
そう言って微笑んでくれたが正直少し微妙だ。
…三星君みたいなのじゃなきゃ良いんだけど。
そして時は過ぎ現在夜の八時。
私たちは廃倉庫で二人のことを待って居た。
暫くすると
「悪りぃ、遅れて」
と中也さんたちがやって来た。
「Aちゃん！」
中也さんの後ろからひょこっと顔を覗かせていたしおちゃんは私を見ると走って来た。
『しおちゃんっ！！』
私たちは抱き合った。
幸せそうにしていると中也さんが口を開いた。
「えーっと、幸せそうなとこ邪魔して悪りぃんだが」
「中也、空気読んでもう少し待とうよ」
「クソ太宰は黙っとけ！あのな、A。首領が其奴のこと気に入っちまってな、出来ればポートマフィア に来て欲しいらしいんだ。勿論危険な目にはあわせたりしねぇみてーだし」
「何を言っているんだい？Aちゃん達は我々が引き取るに決まっているではないか。現に今私たちは同じ部屋に住んでいるんだよ？」
「なッ…！？A、其れ本当か？マジならやめといた方が良いぜ。いつ襲われるか分かったもんじゃねーし、此処だけの話、太宰の飯はクソ不味い」
「ふふふ、中也ってばたまに面白いこと言うね。其れにご飯は彼女が作っているからね？」
…何でこの二人ってこんなに仲が悪いんだろう。
そんなことを考えながらしおちゃんを膝の上に乗せて見守っているといきなり銃声が響いた。
「人様の取り引き場所で何してんだお前らぁっ！」
ガラの悪い男達が周りを取り囲む。
そうだよね、こんな廃倉庫。
みんな利用するよね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 86人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らおらお(プロフ) - 好きです。読み続けたくなる。 (2019年4月3日 17時) (
レス) id: ee472e7980 (このIDを非表示/違反報告)
四ッ谷(プロフ) - 一つ小説の話としては、最初のしおちゃんがいないシーンですが、さとちゃんならもっと焦ってて、太宰さんの言葉もすぐ切り上げてどっかいってしまう位の子だと思われますよ〜！（でもそしたら文ストとの関わりが無くなるのか？） (2018年10月30日 17時) (レス) id: fcad229650 (このIDを非表示/違反報告)
四ッ谷(プロフ) - そもそもさとちゃん自体がいない…？何方にせよ、ハピシュガが大好きな身としてはあまり好ましくない設定なので、今一度設定を見直して頂くか、類似設定の別物（異能の名前を変えて、しおちゃんは別の名前の女の子にするなど）していただけると幸いです。 (2018年10月30日 17時) (レス) id: fcad229650 (このIDを非表示/違反報告)
四ッ谷(プロフ) - あの、3話までしか読んでないのでその後の設定に関わる様なら申し訳無いんですけど、さとちゃんが夢主と成り代わってる時点でそれってもうハピシュガの設定を借りただけの別物ではないですか…？これだとキャラ崩壊以前の問題の様な気がします。 (2018年10月30日 17時) (レス) id: fcad229650 (このIDを非表示/違反報告)
ココ(プロフ) - 最近ハッピーシュガーライフのアニメを見てたのでコラボ作品を見つけてテンションが上がりました!とても面白くて好きです!これからどうなっていくのか楽しみです、更新頑張ってください!^^ (2018年9月12日 17時) (レス) id: 8afcf3da14 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：kiri | 作成日時：2018年9月7日 23時
