透明２３ ページ24
少し騒がしい空気に目が覚める
カーテンの隙間から見えた窓外は真っ暗で
ガバッと起き上がる
勢いが良すぎたのか眩暈がした
布団が捲れる音が聞こえたのか
カーテンの向こうから養護教諭の声がした
ps「起きた？…ほら、怖がっちゃうから出た出た〜」
その声の後、誰かが保健室を出る音がした
誰だかは知らないが…生徒会だろうか
すると突然、目の前のカーテンが開いた
そこにはグルッペンが立っていた
gr「…よし。顔色は幾分か良くなったな！荷物は持ってきておいたから帰って休め」
一瞬吃驚したけれど
あまり怖がっても悪いと思って冷静に頷く
グルッペンは満足そうに笑った
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
校門前
gr「送らなくて大丈夫なんか？」
『並の人より強いし、見た目男だし大丈夫…というかあんまり家には来て欲しくない』
gr「そうか……後だな…他の生徒会役員なんだが、彼らが仲良くしたいそうだぞ」
『…暫くは出来ませんって言っといて』
gr「分かった……じゃあな。あ〜…」
『……Aでいいよ…頑張って慣れる』
少し目を見開いて驚いた顔をした
…それはそうなると思うけど
自分でも、男装を続けるのは無理があるって
分かっているから
慣れていかなきゃ…
僕はグルッペンに軽く手を挙げて別れた
一日が長かった
特に午後は…色々あったな
半日で気持ちがコロコロ変わった
そのせいか、寝たのに凄く疲れた
正直、生徒会役員は少し怖い
グルッペンも完全に信用した
って訳じゃないけど
…初めてあんな風に優しくされて
少しだけ…信じてみようと思う
他の生徒会役員も優しいだろうか
そうであって欲しいな…
…人間嫌い、克服できるかな
男嫌い、無くせるかな
そうしたら…苦しくないだろうか
まだ身体は拒絶するけど
いつかそうなるかな…
そんな事を考えながら
急いで帰路についた
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志麻セン寄りのcrew - いえいえお役にたてたなら良かったです！！ (2019年6月13日 7時) (
レス) id: e4b55a25ee (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - 志麻セン寄りのcrewさん» はっ！間違ってました！教えていただき、ありがとうございます！！う (2019年6月13日 7時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
志麻セン寄りのcrew - 透明0男は僕にいつも処理させられたなんですけど僕は男にいつも処理させられたじゃないですか？ (2019年6月13日 7時) (レス) id: e4b55a25ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斬 x他2人 | 作成日時：2019年6月3日 3時
