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56話 ページ19

気付けば朝日が昇っていて。

朝から電話が鳴り止まなくて。

めんばーだってのもわかってるのに取るのが怖くて。

その場で体育座りをしてうずくまった。

するとガチャとドアの開く音がして。

な「もかくーん?昨日なんかあった?」

と微笑みながら入ってくるなーくん。


その瞬間脳が危険信号を出した。



゙お前なんていなければ良かったのに゙


「…」ゾクッ

背筋が凍るような感覚。


「あ、やだ。こないでくださ…ッ」

な「…ここー?入るねー?」

ガチャ

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ななもり。side

昨日からもかくんから連絡が無いから俺が代表してもかくんのおうちに行くことになった。

部屋を見てもいなくて最後の部屋の寝室部屋のドアノブに手をかけたところでもかくんの小さな叫び声が聞こえた

何 か あ っ た ? !

思わず力強くドアを開けた。

そこにはいつものもかくんじゃない。もかくんがいた

もか「いやっだ…やめて…」

怯えていて

「ど、どうしたの、?」

と声をかけると

もか「やめて…ください…僕…頑張るから、捨てないで…」

僕…?もかくんは一人称は俺だったはずだ。

捨てるなんてそんなことするわけない。

今日のもかくんはおかしい。


な「もかくん?」


「ちゃんと…頑張るから…僕…」

そこにいたもかくんは俺じゃない何かに怯えているようだった。

━━━━━━━━━━━━━━━

「…な、く、」

ハッと意識を向ければそこには座ったまま寝ているなーくんがいた。

時計を見ればもうお昼。

彼はいつまでこの部屋にいたの?

帰ればよかったのに。

な「……ん…」

となーくんがまぶたをぱち、と開いた

「…ぁ、」

な「…もか、くん?」

するといきなり抱きついてきた。

よかった。よかった…って言いながら。

「…俺は…ここにいるよ?」

と言うと

な「…もかくんだ、」

と抱きつく力をより一層強めた、


でもなんだかいつもみたいに嬉しくなれなかった



それは俺がここにいるべきじゃないって伝えるみたいに。

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はなび - この小説すごいですね!今まで読んできた中で一番好きです! (2022年4月2日 22時) (レス) @page48 id: 3f8b49be56 (このIDを非表示/違反報告)
わんだふる - このお話ハマっちゃいました!とっても面白いです!更新がんばって〜! (2021年10月17日 8時) (レス) @page47 id: 48ef6fa197 (このIDを非表示/違反報告)
もか(プロフ) - kyahhogirlさん» ありがとうございます !(;_;) 励みになります …! 頑張ります!! (2021年5月27日 1時) (レス) id: 851d3b888d (このIDを非表示/違反報告)
kyahhogirl(プロフ) - お帰りなさい!久しぶりの更新お疲れ様です!次の話を楽しみに待っています!! (2021年5月26日 21時) (レス) id: 66a80f82c5 (このIDを非表示/違反報告)
ミイ - とっても面白いです!!更新待ってます。 (2021年1月4日 21時) (レス) id: 14151468fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:萌歌【そのへんの雑草】 x他2人 | 作成日時:2020年7月16日 1時

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