すとぷりのキレてる最年少【男主】

11話 ページ12

もかside

ｶﾞｻｶﾞｻｯ

茂みから音がした。

「…ぁ、みんな…?」

ｶﾞｻｶﾞｻｯ

さ「…もか」ｾﾞｪｾﾞｪ

「さ、さとみ。」

後ろからも六人が出てきた。

「あ、あのs」

さ「てめぇふざけてんのか？！」

すごい声でさとみが怒鳴ってきた

今までで一番怖くて一番怒ってた

「ごめ…」

さ「ごめんなんかで済ませんな！ざけんなよ！何をしたら崖から落ちるんだよ！自分から落ちたのか！？」

こ「…」

さとみくんが怒っても誰もとめないからみんな同じ気持ちなんだろうな。


「でも俺は」

な「でもじゃないでしょ。もか。」

なーくんが俺のことを呼び捨てした。
静かだけどすごく怒っていて
申し訳ない気持ちとでも苺をみせて喜んでほしい気持ちが混ざりあってよくわからなくなった。

「ごめ、ごめんなさ、ごめんなさい。」

「ごめんなさい……!ごめんなさい…!ごめんなさい…!もうしないから…。もうしないから…たくさん怒ってもいいから…絶対しないから、お願いだから…。」


「嫌いにならなｯいでｯ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ


泣いたらダメだ。

分かってるのに涙がこぼれてくる自分が怖くて 自分が弱いのが惨めで仕方なかった

「俺みんなのこと大好きだかｯ…らぁ…嫌いになｯらないでｯ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ



泣きながら顔をあげると皆 もう怒ってなんかいなかった。

ｰｰｰｰ

莉「ばかぁ…どうしたらそんなにボロボロになるんだよ…」

る「…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

こ「なんで急にいなくなるの…心配するじゃんか…!」ｸﾞｽｯ

さ「バカ…怖かっただろ。痛いよな。ごめんな。」

ｷﾞｭ

「…いたいｯｯｯｯ!ああぁっ、ふっ、うぇぇぇえええん!!!!いたいぃｯｯｯｯ苦しいよぉぉ!!」

さ「そうだよな。痛かったよな。苦しいよな。嫌いになんかなれるわけねーだろ。」

みんなもうんうんと頷く

「ふぅｯﾋｯｸｯｯ」

そのあと俺が目をさますと

さとみの匂い…ではなく

薬品や色々な物のツンとした特有の匂いに包まれた場所にいた。

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