103号室：至の部屋 ページ40
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ｷﾞｭｰｯｯｯ
「あ、あの……」
至さんの部屋に入ると、
いきなり後ろから抱きしめられた。
ｷﾞｭｰｯｯｯ
「い、いたるさん？」
「なに」
「ど、どうしました？」
「なんでもない」
そう言った至さんはパッと私から離れて、
いつも通りゲーム機を手に取った。
「ほ、放置…」
ドアの目の前でため息をつく。
帰ってきて早々ゲームですか。
ま、慣れたけどね？
慣れたけどさ？
一応昨日からカレカノじゃなないんですかー、
至さーん。
心の中で呼びかけるけど、
一向にゲームから顔を離す気配なし。
はぁ………勉強始めよ。
あれ？
あ、そういえばカバン談話室に置いたままだった。
ドアを開けようと後ろを向くと、
「どこ行くの」
と、唐突に至さんに声をかけられた。
「談話室にカバンを取りに…「ダメ」
「え？」と首を至さんの方に向けようとすると、いきなり
ﾀﾞﾝｯ
という、大きな音。
と、共に目の前には至さんの顔。
「ぎゃあああっ!!!!!」
いきなりのことに驚いて発狂する私。
こ、ここここここれは世間一般で言う
か、かかかかかかかかか壁ドンというやつですか！！！！！？
至さんの綺麗な顔が目の前にあるもう本当に目の前その距離もう2cmしかないよ近いよ近い近い近い近い近い近い近い近いツラいツラいツラいこんな美しい顔で見られたら顔面が死ぬ私の顔面が死ぬ美しさと神々しさのオーラで私の顔のパーツがひとつ残らず散る飛散する！！
「無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理……っんぅ｣
いつの間にかまた声に出してしまった私の口を、至さんが口で塞いだ。
「うるさい」
キラリと至さんの瞳が艶やかに光った。
「っっ〜〜〜〜〜〜〜！！！
失礼いたします！！！！！！！！」
ﾄﾞﾝｯ
目の前の至さんを突き飛ばす。
「は？あっ、A…！」
至さんの声が聞こえたけど、
私は構わずドアから飛び出した。
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ぽっぷんぺ ∂(プロフ) - 夜桜霙さん» コメントありがとうございます！！更新の励みになりました！がんばります…！ (2017年9月6日 19時) (
レス) id: 1dd4cba745 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜霙(プロフ) - あ、やばい、至さんかっこよすぎて昇天しそう…更新頑張って下さい！！ (2017年9月4日 18時) (レス) id: a43026bb5f (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぷんぺ ∂(プロフ) - 和風和菓子姫さん» コメントありがとうございます！たるち可愛くさせるのが好きで…笑← 更新の励みになりました！ (2017年9月2日 17時) (レス) id: 1dd4cba745 (このIDを非表示/違反報告)
和風和菓子姫 - え、ちょ、たるちが可愛いすぎるぁぁぁぁぁ!! (2017年9月1日 1時) (レス) id: 6f0a98566f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もなみ | 作成日時：2017年8月26日 17時
