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真希先輩が先ほどから学内を案内しながら、寮に向かっているが道を覚えられる気がしない
「Aは何でここに?」
「少しでも強くなりたかったんです。
巫女の家系で修行だってしてたのに、いざその場面に出くわすと、持っていたお札も弓も恐さが勝って上手く扱えなくて……
それに私の呪力特殊みたいでよく呪霊に襲われやすくて、大事な友だちも家族も捲き込んじゃうから……
だから家を出てきちゃいました」
「呪霊に襲われやすい?」
「私の呪力を取り込むと力が増幅するらしいです
それで力を欲する呪霊が寄ってきやすいんだって小さいときにおばあちゃんが言ってました
両親は見えてなくて信じてませんでしたけど」
「そうか」とだけ返事が来たかと思うと
「おっ!ここじゃないか?お前の部屋」
指を指されたところを見ると篠坂Aとプレートに記入されていた
「私の部屋と隣だな
何かあったら、いつでも助けてやるよ」
にこりと笑う真希先輩に「はい、よろしくお願いします」と中にまで荷物を運び入れた
中にはすでにたくさんの段ボールが届いていたが、見ないふりをしてシーツもかけていないベッドに倒れこんだ
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作者名:ゆきはな | 作成日時:2021年4月27日 22時