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けたたましいアラームの音。
いつの間にか寝ていたようだ。

帰ってからの記憶が全くないけど、

けれど服も着替えているしお風呂に入った形跡もある。きっと昨日の自分が全てやってくれたのだろう。

アラームを止めた流れでスマホを弄る。

「え、」

LI○Eを開くと送った記憶のないメッセージ。
「河村どうしたの?」「ごめん」

といった内容のメッセージが10数件と
「パソコンは机の上に置いとく」

という少し時間が経ってからのもの。

しかしどれも既読が付いていない。

メッセージ…か。

プロデューサーの出勤は早いのだ。
どうせ今日も早いしパソコンの事だけは他の人に伝えておこう。

そんなことを思いつつ朝の支度を始めた。


*°オフィス*°

f「おはようございまーす」
I「おはよーございます」

我社のCEOが朝からパソコンをカタカタとしていた。彼でいいか。約束は守るやつだし。

f「伊沢ーちょっと良い?」
I「はーい。どうしたんですか、」

f「ちょっと俺出かけてくるからさ河村が来たら『パソコンは机の上に置いてある。』って言っておいてもらってもいい?」

I「了解でーす。」
f「ありがとう」

別に出かける意味なんてない。

河村が来るところに立ち会いたくないから。なんていう私情だ。

俺だって毎日頑張って居るんだからたまには良いよね?と自分らしくもない言い訳をしてオフィスを出た。

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:めろんぱんあいす | 作成日時:2020年11月12日 21時

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