92. サプライズ ページ42
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驚愕してるのは真緒だけではない。
スバルと真緒の後ろにいた他のメンバーも開いた口が塞がらなかった。
いちばん狼狽えてるのは瑞生だろうか。
当の本人はえへへ、などとふざけた笑みを浮かべている。
「…A、おま」
「Aー！ え、本当の本当の本当!?」
「ぐえ、くく首！」
「髪の毛がオレンジに戻ってるーー!!」
最初に止まった空気を動かそうとした瑞生を遮ってスバルがAに抱きついた。普段なら怒る瑞生も今は顔中にはてなを貼って、それどころではなさそうだ。
スバルが目を輝かせて「もしかして！」と聞いた。
それだけで何を聞きたいのか分かって、首を縦に振る。
__ 「ん〜似合ってるけど、俺はオレンジの方が好きだな」
__「仕事だから、スバルの好みに合わせられないよ。…触んないで」
ドッキリを仕掛けられた時に話していた、髪の毛事情。
1番に教えられなかったけどサプライズとしては大成功だ。
思いついたのはつい最近。ドラマ撮影も終わったし、そろそろ戻そうとは思っていたけど、タイミングが掴めずにいた。
「あの曲のこともあるし、…別に！スバルのためとかじゃないからね」
「なんだっていいよ！おかえり、A！」
「た、ただいま…」
照れくさいのか耳が赤く染まる。
そのことに気づいたのは真緒だけで、吹き出して笑ってしまった。そして「さ、始めようぜ」の一言でみんなが元に位置につく。
「瑞生、ひとりで待たせてごめんね?」
「…一言くらいは言えよ」
「え? …あぁ、遅れてくるって? そうだよね。でもサプライズだから言えなくてさ」
「そっちもだけど、」
「じゃあ再開しまーす！」
スタッフさんの声に、瑞生はふいっと顔を逸らした。
様子がおかしい。怒ってるわけでもないし、かといって優しく許してくれそうな気配もない。
( …他に何かしたのかな、俺 )
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かげやま(プロフ) - 鈴花さん» コメントありがとうございます✨️私もまたこの2人書きたいなと思ってるので機会があれば…！臨時ユニットのお話も😂 (2月20日 23時) (
レス) @page49 id: 2b4670edb1 (このIDを非表示/違反報告)
鈴花(プロフ) - 一気読みしました！超最高でした！まだまだこの2人の不仲話も仲良し話も読みたすぎる…！あと臨時ユニの話を読みたい！ (2月7日 14時) (レス) @page1 id: cfaa8deb10 (このIDを非表示/違反報告)
かげやま(プロフ) - 俎板さん» コメントありがとうございます✊無事完結出来ました…！読んでくださりありがとうございました！嬉しすぎるお言葉〜😭🙏次の作品もよかったら…！ (2022年3月26日 2時) (レス) id: d06e41bbdd (このIDを非表示/違反報告)
俎板(プロフ) - 完結おめでとうございます…！作者さんのお話大好きです〜！ (2022年3月26日 1時) (レス) @page49 id: 0b4ff99b4b (このIDを非表示/違反報告)
かげやま(プロフ) - 彼岸桜＋αさん» こんばんは！コメントありがとうございます〜…！😖以前いただいたコメントで勇気づけられながら完結へ行けることが出来ました！本当に感謝しています😭最後まで読んでくださりありがとうございました！ (2022年3月25日 21時) (レス) id: d06e41bbdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かげやま
| 作成日時：2021年7月3日 0時
