189 イベント/ エピローグ�� ページ39
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「は? 声出た?」と電話越しに大きい声を出されて、耳から離す。「喋れるよ。ほら、あいうえお」すぐに迎えに行く、準備して待ってるように指示されてそのまま切られた。
が、電話をしたのはもう既に着替え終わった後なので帰る準備は整っているし昇降口近くのベンチに座っていた。
あんずは他のユニットのライブに向かって行った。
お客さんもほとんどは校舎かライブを行っている講堂にいるから先程みたいに声はかけられない。
( うーん、まだ違和感あるなあ )
痛いわけでもないけれど、なんだか痰が絡まっているような気がして喉をさする。
すると、昇降口の方から「あ、右京先輩！チ〜ッス！」なんて聞こえてきたため、目線を上にあげた。そこには仮装であろう前と雰囲気の違う鉄虎がいて驚いた。
「制服なんスね? もう帰るッスか?」
「うん」
「…うん!? え、え、あ右京先輩声出るようになったんスか！」
「さっき出るようになったの。鉄虎はこれからライブ?」
「そうだったんスね…！よかったッス！俺はさっき終わったところで」
「お疲れ様」
よく見れば汗をかいてる。
( そういえば鉄虎は…“流星隊”、だったっけ )
Aは門側にある噴水へ目を向けた。
噴水、昇降口。
__ 「れいが、もううきょ〜とかかわるなって、いったんですよ」
__「お前、つまんね〜奴になったな」
( …もう1年前か )
「? どうかしたッスか」
「…奏汰くん元気?」
「深海先輩…? 元気っちゃ元気だと思うッスけど…知り合いだったんスか！」
「…うん。知り合い」
口角を上げて断言する。
友達だった、なんて言って本人に何か言われても困るしそういうことにしておこう。
「…」
( …なんかもう、私いつまで引きずるんだろう )
こうやって物を見るだけで思い出して、辛くなって、いつまでこれを繰り返せばいいの?
「…疲れちゃったな」
「あ！そういうことなら俺はもうお暇するッスよ。
ちゃんと会話出来たの嬉しかったッス。ゆっくり休んでください！」
「あ、うん。鉄虎もお疲れ…」
気を遣わせてしまった。ポロッと出ちゃった独り言だったのに。
ブカブカの袖で手を振る鉄虎を見送って、Aも門のところで待っていようと立ち上がった
時、
「A」
振り返らなくても、誰なのかが分かった。
( ああ何でこの場所、このタイミングなの? )
「零先輩…」
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かげやま(プロフ) - 瑠衣さん» コメントありがとうございます。遅くなってしまってすみません…（ ; ; ）引き続き楽しんでもらえるように更新頑張ります🥹🫶 (2022年10月24日 11時) (
レス) @page21 id: cbb4c9f31f (このIDを非表示/違反報告)
瑠衣(プロフ) - 更新ありがとうございます！続きがすごく楽しみです、、！ (2022年10月23日 20時) (レス) @page21 id: 04c1c43a5d (このIDを非表示/違反報告)
かげやま(プロフ) - めぐるさん» コメントありがとうございます。このあと先もドキドキを届けられるように更新頑張ります✊読んでくださると嬉しいです〜🫶 (2022年9月30日 10時) (レス) id: cbb4c9f31f (このIDを非表示/違反報告)
めぐる(プロフ) - 更新のたびにどきどきしてます！がんばってください！ (2022年9月30日 10時) (レス) @page7 id: 3d1c15bfdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かげやま
| 作成日時：2022年9月29日 6時
