154 イベント/ 雲行き怪しい ページ4
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「あ〜涼しい…女の子に扇いでもらうって最高だな〜?」
ニコニコといつもみたいに笑う薫くんを見て、Aも嬉しくなる。「ありがとうね、Aちゃんも扇ごうか?」と聞かれたが暑くないからと断った。
視界に、零先輩とあんずが映る。
「しっかりしてください〜」「うー……」「トマトジュースありますよ、飲みますか?」「…ぅゅ」
( …仲良し )
「だらしね〜な！この暑さ如きでやられやがって」
「…自分だって暑い暑い言ってたじゃん」
「…」
こ〜がくんが睨んできたので、すぐに反対方向に目線を背けた。
ある程度休んで、ようやく全員揃って始められたのは集合時間から3〜40分後経った頃だった。
「うむ。それじゃあ始めるとするぞい。
A、今回は仲良くやっていこうぞ♪」
「…」
「え、無視?」
「おい」
「Aちゃん?」
「…よ、よろしく」
「?」
しまった。さっきまで緊急事態で忘れていたけど、そういえば零先輩が好きなんだった。と、思い出して思わず目を逸らしてしまった。どちらかと言うと今が緊急事態だ。
薫くんの後ろに隠れて会釈をする。
「どうしたの?」「別になんでもないけど、薫くんの隣にいていい?」「いいよ。…あ、なんか面倒な予感」
それではまず今回のライブの企画の説明から始まった。
月末の夏祭りに合わせて、会場で数曲やらせてもらう事になったと。Aの持ち歌2曲、“UNDEAD”の歌2曲、コラボ楽曲1曲。
「衣装は浴衣とかではなくて夏フェスみたいな感じで行こうかなと思ってます」
「ああ、いんじゃね。コラボ楽曲がそんな感じだったしよ」
「Aちゃんの衣装、とびきり可愛いのにするからね…！」
「…うん」
分かってはいたけど、可愛いやつ、かあ。
マネージャーさんがプロデューサーには右京Aのコンセプトを崩さない程度にお願いしてあると言っていたし。
でも夏フェスと言えばAが好きなロック系が歌えると思っていたんだけどな。
( …仕方ない )
「嬢ちゃん、Aをプロデュースするって楽しみにしておったからのう」
「はい！ずっとずっと楽しみにしてたんです！あ、朔間先輩の事も考えて夕方〜夜にしてありますので」
「うむ、ありがとう」
「…」
やっぱりこの2人、仲良しだ。
頑張るぞ、と意気込むあんずに微笑んでいる零先輩。
モヤ…と心に嫌な気持ちが湧き出てくる。
( …? なんだろう、なんか…変なの)
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かげやま(プロフ) - 瑠衣さん» コメントありがとうございます。遅くなってしまってすみません…（ ; ; ）引き続き楽しんでもらえるように更新頑張ります🥹🫶 (2022年10月24日 11時) (
レス) @page21 id: cbb4c9f31f (このIDを非表示/違反報告)
瑠衣(プロフ) - 更新ありがとうございます！続きがすごく楽しみです、、！ (2022年10月23日 20時) (レス) @page21 id: 04c1c43a5d (このIDを非表示/違反報告)
かげやま(プロフ) - めぐるさん» コメントありがとうございます。このあと先もドキドキを届けられるように更新頑張ります✊読んでくださると嬉しいです〜🫶 (2022年9月30日 10時) (レス) id: cbb4c9f31f (このIDを非表示/違反報告)
めぐる(プロフ) - 更新のたびにどきどきしてます！がんばってください！ (2022年9月30日 10時) (レス) @page7 id: 3d1c15bfdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かげやま
| 作成日時：2022年9月29日 6時
