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櫻井side
そう、ただ、怖かったんだ。
中学と同じように、同年代の人たちの中で、生活をする日々。
本当はどう思ってるのか、とか、いつか何か言われるかもしれないっていう小さいながらも緊張感を抱えて過ごしていた。
３年目にして、それはついにあふれ、今回の事態に至った。
Ｏ「...言ってくれてありがとうね。」
Ｓ「...！」
智くんのその言葉で、自分が普段どれだけ本音を言っていないのかがわかった。
同時に、申し訳なく思った。
Ｏ「...俺には正しい解決法を教えてあげることはできないけど、翔くんはもっと人を信じていいと思う。」
Ｓ「信じる...。」
Ｏ「みんな、翔くんが思ってるほど怖い人たちばかりじゃないし、信じられた方がきっとずっと楽だ。」
考えてもいなかった。
和や、智くん、潤、雅紀以外の人を信じるなんて。
Ｏ「もちろん、簡単ではないと思うよ？でも、ゆっくり、少しずつでいいからそうしていけたらいいなって。」
智くんが、和の方を向いた。
Ｏ「ニノ、お前もだからな。」
Ｎ「っ...！...はいはい。」
急に話を振られ動揺した和だったが、すぐにいつものように平静を装う。
Ｏ「...お前はわかってんだろ。受け入れられないだけで。」
Ｎ「わかったように言ってくれちゃいますねぇ...。」
少し苛ついたような顔を見せたが、
Ｎ「...勝手に人の気持ち当てないでくださいよ。」
僅かに滲んだその言葉に、強がりだったとわかった。
Ｍ「俺からもいい？」
潤が声をあげる。
Ｍ「二人とも、普通に憧れてたって言ってたけどさ、」
突然の言葉にドキリとする。
Ｍ「いいと思うよ、普通になりたがっても。だって、それが普通だから。」
Ｎ「...どういうこと？」
Ｍ「人間ってのは群れたがるんだよ。周りに合わせたくなる、それが普通。」
Ａ「...うん、そうだね。俺もそうだったし。」
Ｓ「え？」
Ａ「あーごめんなんでもない！忘れて忘れて！」
雅紀の言葉は引っ掛かっていたが、彼には潤がいるし大丈夫だろう。
Ｍ「もっと自信を持って。間違ってなんかない。無理矢理気持ちを隠さなくていいから。」
Ｎ･Ｓ「...。」
和と二人で顔を見合わせ、
Ｎ･Ｓ「...うん！」
なんだか子供っぽい返事をした。
ちょっと恥ずかしい、でも構わない。
誰も笑ったりしないから。
End
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橙空(プロフ) - ritsuさん» すみません、返信遅くなりました！コメントありがとうございます(*´-`)楽しみにしていていただけているようで、嬉しいです。これからも更新頑張ります！ (2018年9月22日 8時) (
レス) id: 8618996bea (このIDを非表示/違反報告)
ritsu(プロフ) - はじめまして。いつも楽しみに読ませて貰っています。続き楽しみにしていました！翔くんが皆になんて言うのか、すごく楽しみです＼(^o^)／ (2018年9月11日 17時) (レス) id: 52872926f5 (このIDを非表示/違反報告)
橙空(プロフ) - ちょこさん» リクエストしてくださりありがとうございました！ちょこさんのアイデアのリクエストで、楽しくこの小説を書くことができています！更新が遅いですが、きちんと書ききるつもりなので、頑張ります！ (2018年9月11日 13時) (レス) id: 8618996bea (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - 遅れてしまってすみません、あのときリクエストさせていただいたちょこです！リクエストを書いてくださり、本当にありがとうございます！いつも楽しく読ませていただいています。更新頑張ってください、応援してます！ (2018年8月15日 0時) (レス) id: 41ca308e38 (このIDを非表示/違反報告)
橙空(プロフ) - moaiさん» コメントありがとうございます！更新が不安定になってしまっていて申し訳ありません...。頑張ります！ (2018年7月31日 12時) (レス) id: 8618996bea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：橙空 | 作成日時：2018年4月16日 22時
