独りでは行かせない:前編 剣城 ページ26
大声で目を覚ましながら目を覚ました被華、部屋に入って来た記。
「お・・・おう。っていうか起きたんだな被華。」
突然の急展開に混乱しながらも被華に話しかける剣城。
「うん、まだ疲れは取れてないけどね。」
首を動かしながら言う被華。
「ト・・・とにかく・・・よく・・・良かった・・デス!・・・ご・・ごめんなさい・・・こんな私が心配とか・・・アア・・・私なんて・・・。」
「こらこら、まあ、無事で何よりね。」
自己嫌悪に陥る虚を早月がフォローするといういつもの会話である。
「というか・・・大丈夫だったの?何か気絶してたけど。」
記がドタドタと被華に駆け寄りながら聞く。
それに対し、「この通り、心配ないよ。」と腕を広げて見せる被華。
「マジよかったぁ・・・!アタシちょっと何か持ってこよか?何いる?」
「いや、今は大丈夫よ。ありがとう。」
千歌の申し出を断った被華。
幽香は被華に顔を近づけ、
「被華、動けるかしら?」
と声を掛けた。
「・・・ごめん、魔力を殆ど使っちゃった。今戦えないや。」
とベッドの中に入り込んだ。
「・・・そう・・・。」
怪訝そうな表情をしながらも幽香は顔を放した。
「それなら、暫くはここで待機じゃな。」
マミゾウはこの場にいる皆にそう告げた。
約20分後・・・。
マミゾウの部屋には、被華が眠っていた。
ー−−否、先ほどまで眠っていた。
被華は、命蓮寺から離れた森を歩いていた。
「・・・この異変は、私が解決する・・・。私だけの手で・・・!」
ー−ー嘗ての親友の問題は、自分がカタをつける。
そんな決意を持ち、彼女は光の元へと向かうー
「よっ、被華。」
ー否、一人の男がそれを止めた。
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フウ(プロフ) - 更新しました (2022年8月2日 9時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 一次的にアクセスできませんって出ました・・・ (2022年8月2日 8時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 更新します。少し設定変えます。 (2022年8月2日 8時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
うp主こと東方好き死神まお(プロフ) - 記念すべき10巻目!作っておきます! (2022年7月10日 17時) (レス) @page50 id: f03e2072c0 (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 更新しました。 (2022年7月10日 2時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サナティ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/
作成日時:2022年4月20日 17時