遊びじゃねえんだ 被華 ページ20
「アハハハハハハハハハハハ!いいよ…殺シテヤル!」
ドゴッ
バキッ
ドンッ
ドドドドドッ
ザンッ!
2人の戦闘を見て、剣城が呟いた。
「え…おい幽香…何で…あいつら…
スペカ使わないんだ?」
「…簡単なことよ。2人にとってこれは、遊びじゃない…
本当の殺し合いなんだから」
「ウフフフフフフフフフ!上限解放!」
そう言うと同時に、影の瞳の色はなくなり…
「マダマダ殺シタリナイ!」
「っ…!」
(身体能力、魔力の大幅な上昇・・・!厄介すぎる!)
だいぶヤバい事になっているのを察知したのか、虚が早月に慌てて言った。
「アッ、た、谷ちゃん…!これ、あの、私たち…!」
「駄目よ…これは、手助けをしては意味がない」
「チッ…しょうがない!」
「!?」
何かを感じ取ったのか、影がうろたえる。
「ナッ…ヤメロ!ヤメルンダ!」
「光符【悪滅光】」
ピカァッ!
その瞬間、当たり一面がまぶしい光に覆われ…
「ク…ソ!」
影はいなくなっていた。
悪滅光。
私が『敵』とみなした者を吹き飛ばす技。倒せてはいない。
すごい強力なのはいいんだけど、その代わり…
バタッ
私は、急激な魔力放出でぶっ倒れるのだった。
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紫side
「藍!藍!大変よ!」
「紫様!?どうしました!?」
「大変なことがわかったわ。影の正体は…
『影』ではない」
「・・・はい?」
あまりにも矛盾を抱えたその言葉に、藍が素っ頓狂な声を上げる。
「簡単に言うとね、実は被華にはもう一人『光』という親友がいて、その子は二重人格で、
その『光』がわけあって暴走して負の感情である本来の『影』の体を乗っ取って暴れてるって
事!」
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マミゾウside
間に合うかのう?
とりあえず容態を…
その時、4人の者たちが倒れた一人の者を囲んでいる様子が見えた
「…あれっ、被華じゃないか!?」
ドッ
まさか、倒れていたのが被華とは…
「大丈夫か!?被華…」
…よかった、生きてる。
目立った外傷が無いし、あの技を使ったのか…
その時だった。
「…あの、貴方は?」
黄緑髪の少女が、訝しげに見ていた。
「―おっと失礼。
儂は佐渡の狸の総大将、二ッ岩マミゾウじゃ。今後ともよろしゅう」
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フウ(プロフ) - 更新しました (2022年8月2日 9時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 一次的にアクセスできませんって出ました・・・ (2022年8月2日 8時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 更新します。少し設定変えます。 (2022年8月2日 8時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
うp主こと東方好き死神まお(プロフ) - 記念すべき10巻目!作っておきます! (2022年7月10日 17時) (レス) @page50 id: f03e2072c0 (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 更新しました。 (2022年7月10日 2時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サナティ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/
作成日時:2022年4月20日 17時