【ダンキラ】キラキラハート【原作沿い】

キラキラ！その19 ページ50

さあ、両者がポジションに着きました！
私もコーチとして責任を持って指導しますよ〜

楽曲は前述した通り、『祝宴』。
バレエがメインになっているワークスです。
華やかかつ繊細に踊りきるためには、高い柔軟性としなやかな筋肉が求められます☆

メリーパニックのみなさんを応援したい気持ちは山々なのですが…
今の私は、エトワールのコーチです！
エトワールのみなさんに、全力を尽くします！
キラキラ〜♡


華やかなオーケストラのメロディが弾むとともに、6人が一斉に顔をあげました。

ダンキラの始まりです！

しかめっ面のノエルくんはどこにもなく、花を綻ばせるように笑みをたたえ、くるくると軽やかに足を運びます。

す、すごいです！たった一瞬で引き込まれちゃいます…！
3人はつま先から指先…目線の先まで完璧です。
観客の目を奪うとは、こういうことを言うのでしょう♪キラキラ〜

でも、どうしてでしょう。
メリーパニックからも目が離せない！

私だって負けてられません！メラメラー！

もっともっと高く…より繊細に！
エトワールのみなさんが魅せたいものをもっと…！
気高く、エレガントに！
キラキラー☆



盛大にクライマックスを迎えました。

判定は…！？

「はぁ、はぁ…！くっそぉ！届かなかった！」

エトワールの勝利です！
嬉しいですけど、ちょっと複雑…

「認めたくないけど…口だけじゃなかったってカンジ？」
「…ああ。最強の肩書きを、背負うだけのことはある」

「いやあ、すばらしいよコーチくん！完璧なタイミングでキラートリックを決めることができた！」
「あ、はい！みなさんとってもすばらしいダンキラでした〜！お疲れ様です♡」
「シンクロ具合もなかなかだったね…ま、初めて組んだにしては上出来かな」

じょ、上出来…

影宮先輩に褒められてしまいました！
キラキラ〜☆

「メリーパニックは体調が悪い人でもいたのかな？くくっ…君たちの本気も見てみたかったね」
「影宮先輩…」

それはつまり…メリーパニックの本気の実力はこんなものなんかじゃない…ということですか？
わ、分かりにくすぎますよ〜！もうっ先輩ったら☆

「A、お前の戦略は…興味深いな。これまで組んできた誰とも違う…」
「恐縮です☆みなさんをもっとキラキラにできるように、これからも精進します！」
キラキラ☆


「さて…約束だ、メリーパニック。
ゴールド生の肩書は、返上するんだな」

わ、忘れてましたー！！
どうしましょう！？

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