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第・話 ページ7

Aside


否、早く動かないとあの人死んでしまうよねェ。


と言うか、中島さん、流石に一人じゃ運べなさそうだ、空腹で疲れきってるはずだから。

折角服が乾いているのに...まぁこの場合仕方ないけれども。


そう思い、僕も川に入ってどうにか溺れていた人を掴んでいる状態の中島さんを掴む。



『頑張って、そのまま捕まえといてください...ねェ!』


敦「えっ、あ、はい!」



中島さんがしっかり捕まえているのを見て、僕も引っ張り始める。


上手く水流も利用しながら岸辺に引っ張りあげる。

途中で中島さんの首を軽く締めてしまったかも知れないが其れは知らない。




『ふぅ...大丈夫?中島さん。』

そう思わず敬語が外れながらも言いながら、中島さんと溺れていた人、男性を、見る。


敦「あはは、はい...。」

『あ...もう何か、歳も近そうだし固く喋らなくていいよ。僕の名前の呼び方は自由にしてねェ。君の事は中島さんって呼ばせてもらうよ。』


僕がそう言えば


敦「うん、分かった、それで良いよ。」


僕達が話していると、急に男性が起き上がり、中島さんが声をかけた。


敦「おい、あんた川に流されてて...大丈夫?」

?「──助かったか。...ちぇっ。」


その言葉を聞いた時、僕は思わず

『...は?』

と低めの声を漏らしていた。


?「君達かい、私の入水を邪魔したのは」



敦「邪魔なんて、僕らはただ助けようと」


敦「―――入水?」


?「知らんかね、入水
つまり自サツだよ」



物心ついた時からずっとここで暮らしてるけれど、
入水自サツなんてしてる人、初めて見たよ...。

ん、否、もしかして僕が気付いてなかっただけなのかなァ...。

殺人や抗争みたいなの、多くあるからねェ。


まぁ、流石、魔都ヨコハマだよねェ。






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中さ - 更新頑張ってください (2021年7月5日 13時) (レス) id: 0fd42ba9ca (このIDを非表示/違反報告)
錆猫(プロフ) - 麗さん» 楽しみにして下さり有難うございます!そろそろ更新致しますので、宜しくお願いしますっ! (2021年5月29日 22時) (レス) id: c415d172df (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2021年5月29日 16時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
錆猫(プロフ) - サトさん» コメント、ありがとうございます!その言葉が励みになります!更新頻度を上げられるよう頑張ります。 (2020年10月16日 18時) (レス) id: c415d172df (このIDを非表示/違反報告)
サト - とても、面白かったです。続きが気になります。楽しみにしています。 (2020年10月16日 7時) (レス) id: e677a0c284 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:錆猫 | 作成日時:2020年8月16日 0時

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