【名探偵コナン】降谷零に寵愛された理由

ひっそりと始動 ページ13

怪我もあってか基本私は部屋で過ごしている。
休憩の合間にフィリーネが世話を焼いてくれるけど、一人になりたいと言えば傍にいることはない。


「よし今のうちに」

本棚から取り出したのはＦＰに関する本。
元は証券会社で働き会計事務もしていたので数字には強い。
現在でも私は早乙女財閥の仕事を補佐していた。

そのおかげで現在はＦＰ(ファイナンシャルプランナー)の有資格者であり株をしている。

弱い18歳にして個人資産を持っている。
財閥の令嬢は個人資産を持っている人は少ないが早乙女家の家訓で個人資産を自分で運営しお金の回り方を学ぶのも必要だと言われてきた。

「私が持っている資産をどうにかして増やせれば」

株はリスクあがるので直ぐに手を出すのは難しい。
そうなれば土地を購入するのが確実だ。

「このご時世荒れ地になった土地に困っている人は多いはず」

大地主でも使えない土地を放置している人は少なくない。
手入れのされた土地を購入するよりも荒れた土地を破格の値段で購入し私のお城にしよう。

「フッ…私の聖域サンクチュアリにするわ」

オタク活動をする場所に！！


「同時進行にライトノベル作家のサイトを…」

この時代便利なものでライトノベル作家というものが存在する。
リスクも少なくお金を稼げるわけだ。

「ペンネームは何にしようかな？」


うん、決めた。

本名にしておこう。
木を隠すなら森と言うね？

まさか私がライトノベル作家だなんで誰も思うまい。


「えーっとユーザ登録をしてジャンルはやっぱミステリーよね！」

名探偵コナンの世界だから推理物は外せないと思ったが、天才推理小説家のまでは私の作品はか済むからコメディを取り入れよう。


「んー王道の学園？それとも刑事もの？」

幸いにも親が警察関係者だと言うことで資料があるのでネタは沢山あるのポンポンとアイデアが浮かぶ。


「まぁ最初だし…緩くしておこう」

前世で書いたネタがいくつかあったのでその一つの作品をネットにアップした。

最初の一ヶ月はお小遣い程度と宣伝程度にしか考えてなかった。

小さな探偵〜新一side→←薔薇の花束

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す