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外事課を手伝った事を責められ、更に仕事を増やされてしまった。
「Aちゃん…」
「すいません、仕事が残っているので」
休み暇もなく書類と戦い、雑務をこなす。
そんな中私は聞いていしまった。
「降谷さん!これ以上は黙っていられません。早く彼女を現場に出して下ださい」
「またその話か」
「彼女は既に即戦力です。自分は彼女がチームの一員として十分やっていけると思っています。他の課からも声が上がっています」
「人事課か…」
何?
人事課が何か言っている?
「何故彼女だけあのような真似を…」
「当然だ。女性である時点でハンデ上がると言うのに、警察学校でも噂がある。ここで問題を起こされては厄介だ…多少能力が高くても」
そんな…
そんな風に思ってたの?
降谷さんはずっと私を色眼鏡で見ていた?
「Aちゃん?」
この時頭の中で何かが割れる音がした。
ピシピシと割れる音だ。
「藤咲巡査、ここにいたのか」
耐えきれず目の前が真っ暗になる中通りかかったのは、諏訪さんと見知らぬ中年男性だった。
「君が藤咲君か。先日はありがとう」
「君のおかげで韓国の要人の機嫌も直り、我らの体面も守れたよ。流石だね…本来なら外事課に欲しいと言ったのに降谷に取られて残念だ」
「諏訪さん!」
諸伏さんが声を上げる。
この時私は気づいた。
人事がどうとか言っていた。
それは…
「本当ですか?」
「え?」
「私はここから移動できるんですか。移動させていただけるんですか」
すぐにでもここから出て行きたい。
「私は優秀じゃないし、何時まで経っても現場には出られない。移動して二年になるのに半人前の私でも欲しいと言ってくださいますか?」
「ちょっ…」
「もう、ここにいたくありません。私は蔑まれ、侮辱され屈辱を受ける為に警官になったんじゃない…もう私は!」
「藤咲君!落ち着きなさい!どうしたんだ」
「少し様子がおかしい…おい!」
ダメだ。
頭がクラクラスして。
また鼻血が出てしまった。
そして私はこの日を境に公安部を辞めることになった。
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ゆい(プロフ) - お話しは面白いのですが誤字が多すぎてなかなか内容に入り込めないのが、とても残念です。また文字化けも酷い箇所がありますので一度、投稿前に見直してから投稿されると良いかと思います。 (2022年4月3日 20時) (レス) @page6 id: c5aa53d8c9 (このIDを非表示/違反報告)
いちご飴(プロフ) - 恐らく初が名前変換に引っかかってますね…とても面白くていい話ですが、その誤字で引き戻されてしまいます。一度変換を見直してみてはどうでしょうか。 (2022年1月23日 8時) (レス) @page3 id: 29e99f8be9 (このIDを非表示/違反報告)
夢女(プロフ) - とても面白いお話なのですが、所々の誤字が気になります…。もちろん誤字なんて誰もがすることではありますが、全てのお話にあると少し気になります。公開する前に、一度読んで確認してほしいです。これからも頑張ってください。 (2021年12月30日 0時) (レス) @page6 id: abe42a97bb (このIDを非表示/違反報告)
華音(プロフ) - 初めまして刀剣乱舞大好きでコナンとのコラボと言う事もあり読ませて頂いております。続きから読んでいるのですが13話目に2箇所誤字があるのと15話目が抜けてしまっております^^;13話に関しては愛称の名が入ってしまっていますので確認してみて下さいね。 (2021年12月19日 16時) (レス) id: 85eea2d6ee (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - 更新ありがとうございます。゚(゚^ω^゚)゚。 (2021年12月13日 22時) (レス) @page20 id: efb845659a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ししゃも | 作成日時:2021年10月2日 22時