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※8-1 ページ15

(※少し大人な表現がございます、閲覧注意)




「雑誌、買ってくれてるの?」


「当たり前でしょ、切り抜いてファイルに入れてる」




そこはまだ切り抜きが終わっていないのだと言われ、山積みになった雑誌に恥ずかしくなった。





「なんか、恥ずかしい」


「そう?……」




と、後ろからぎゅっと抱きしめられ首元にキスが落ちた。
高い声を上げて反応してしまえば、彼は耳元で囁く。



「もっと恥ずかしいこと、するのに? 」

「まっ、まだ昼…っ」



あちこちに落ちるキスに、顔を赤くしながら言えば、関係ないとベッドの上へと運ばれた。

長い、大人のキスを繰り返されれば力は抜け、彼のことしか考えられなくなる。
覆いかぶさってくる彼の首に手を回せば、嬉しそうに微笑んで甘く愛された。





「ひゃっ、あっ……そっ、いやだっ」


「ここ?」


「ねぇ、まっ、あぁっ!」


だらしなく口から溢れる嬌声と、容赦ない突き上げ。



「come for me」



彼が獣の目をしながら呟いた。
それからすぐ、絶頂はやってきて。

背中を仰け反らせて、頭はまっしろになった。






「…ねぇ」


「なに?」


横で岩橋の顔を見つめて頭を撫でてくる彼に擦り寄る。


「…また、仕事忙しくなるかもしれない」


「………………」


「でも、またちゃんと時間作るし、」


「げんき」



名を呼ばれそっと彼を見上げれば、無機質な瞳。
身を固くすれば、彼の手が岩橋の指を捕まえた。


「俺ね、ずっとげんきのそばに居たい」


「それは、おれも…」


「だからさ、合鍵、交換しない?そうしたら、げんきが忙しくても俺はここにこられる 」



ね?、と優しく微笑みおでこにキスを落としてきた。



「…わかった」





*

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きぃぽぽ(プロフ) - 花さん» 花さん*はじめまして、コメントありがとうございます!ほんの少しの文なのに、そうして雑誌まで見返して頂いて!嬉しい限りです。最後まで是非お楽しみください (2020年1月5日 20時) (レス) id: 8ca93dc13a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 他にない視点のおはなしでいつもどきどきしながら読ませていただいています*^^*覚えある雑誌のシーンに「あ!」と切り抜きあさりました(笑)いつも素敵なお話ありがとうございます*^^*つづきもたのしみにしています♪ (2019年12月29日 8時) (レス) id: 5858306d0d (このIDを非表示/違反報告)
きぃぽぽ(プロフ) - ななみさん» はじめまして、ななみさん*読んで頂き、ありがとうございます。とても嬉しいお言葉です、本当にありがとうございます。これからも楽しんで頂けたら幸いです。 (2019年11月8日 0時) (レス) id: 8ca93dc13a (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - はじめまして。読ませていただいて、優しい空気感惹かれました。読んで、映像が(映画みたい)頭に浮かんでくる作品が好きです。きぃぽぽさんの作品をもっと読みたいです。更新楽しみにお待ちしております。 (2019年11月7日 16時) (レス) id: 56b007f690 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きぃぽぽ | 作成日時:2019年11月3日 22時

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