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小|中|大|黒い、暗い、一面のもや。
私にとっての普通はこの薄暗い、いつまでたっても太陽なんて昇ってこない、深い海の底にいるような息苦しい世界。何も面白くなんてないし、何もせずに生きている。
(今日も帰ってこない・・・・・・)
お父さんとお母さんはとっても仲良しで、いつも私をおいて何処かへ行く。だから私は何も出来なくて、一人でただ二人の帰りを待つだけ。
何もしていないと、息をすることすら忘れてしまいそうになる。否、もう動いていないのだから、息なんて最初からしていなかったのかもしれない。あれ?息ってなんだっけ?・・・・・・まあ、いいか。
生きているのか死んでいるのかと聞かれたら、私は多分死んでいると答えるだろう。
窓から風が入り込んで、閉め切ったはずのカーテンを揺らした。
足下を通って壁にぶつかり勢いをなくす。
――寒い。
でも、寒くない。
こうして二人を待っている方がよっぽど寒い。
お母さんはご飯を作ってくれるだろうか。
お父さんは一緒に遊んでくれるだろうか。
そんな淡い希望がすぐに消えてしまうのはもう何度目なんだろう。
――・――・――・
どうも。
キオンと申します。
コメントしてね☆執筆状態:完結
私にとっての普通はこの薄暗い、いつまでたっても太陽なんて昇ってこない、深い海の底にいるような息苦しい世界。何も面白くなんてないし、何もせずに生きている。
(今日も帰ってこない・・・・・・)
お父さんとお母さんはとっても仲良しで、いつも私をおいて何処かへ行く。だから私は何も出来なくて、一人でただ二人の帰りを待つだけ。
何もしていないと、息をすることすら忘れてしまいそうになる。否、もう動いていないのだから、息なんて最初からしていなかったのかもしれない。あれ?息ってなんだっけ?・・・・・・まあ、いいか。
生きているのか死んでいるのかと聞かれたら、私は多分死んでいると答えるだろう。
窓から風が入り込んで、閉め切ったはずのカーテンを揺らした。
足下を通って壁にぶつかり勢いをなくす。
――寒い。
でも、寒くない。
こうして二人を待っている方がよっぽど寒い。
お母さんはご飯を作ってくれるだろうか。
お父さんは一緒に遊んでくれるだろうか。
そんな淡い希望がすぐに消えてしまうのはもう何度目なんだろう。
――・――・――・
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作者名:キオンkionn/不服の狼 | 作成日時:2019年5月23日 20時