11話 ページ13
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時間が過ぎるのは早いもので、もう1日の学校が終わってしまった
俺も圭人も部活に入ってないから帰りも一緒に帰宅
ダイちゃんはちゃっかり俺の鞄の中に入ってた
後で足洗うの大変だなぁと思っていたら、「あ!」と圭人が大きな声を出した
ビクッと肩を震わせる俺に素直に謝る圭人
そして、
圭「山ちゃん、今年さお祭り行こうよ!」
「へ?……祭り?」
お祭りなんて、いつ以来だろう
小学生以来かな
お祭りとか、人が賑わう所にはその楽しそうな声につられて幽霊やらがやって来る
何回か、それで巻き込まれた事があった
そして、友達も巻き込んでしまった
もう、あんな思いはしたくないから
それ以来お祭りに行ってないのかな
圭「……?山ちゃん?」
「…っあ、ごめんごめん。お祭りね、考えとく」
せっかく圭人と仲良くなった
せっかく友達と呼べる友達が出来た
この関係が崩れるのは嫌だ
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ダ「で?涼介、お祭りってなんだ?」
「…ぇ、ダイちゃん……。聞いてたの?」
家に着き、部屋に入るなり鞄の中からヒョコッと顔を出していた
ダ「おう!何か初めて聞いた言葉だからな、で?お祭りって何?」
正直、俺も説明出来ないな
小学生の頃の記憶だから、だいぶ薄れてるし
「…あー、何か、遊べるお店や、美味しい物を売ってるお店が並んでたり……ってダイちゃん?」
俺の話を静かに聞いていたダイちゃんを見てみれば、キラキラと輝いた瞳で俺の方を見ていた
「…えっ、な、何?」
ダ「上手いもんってなんだ?!どんなのがあるんだ?!」
「え、ちょっ」
食べ物の話になるとグイグイ来るっ
この犬…
「…わたあめとか、たこ焼き?りんご飴?……とかかな」
ダ「…何でそんな自信ねぇんだよ」
「…俺もっ!……あんまり行った事ない、から」
こんな事、わざわざ言わすなよ……。
ダ「…じゃあ圭人と今年は行こう!俺が着いてってやる。」
「…はい?」
ダ「だって、俺が付いてったら幽霊から守ってやれるだろう?お祭りにいる全員」
全員って、そんな沢山の人守れるのかよ
でも、ダイちゃんが付いてきてくれるなら
「…じゃあ、行こっかな」
《友達》 fin
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きんとき(プロフ) - くーちゃんさん» ありがとう!頑張るわな、くーちゃんも更新頑張ってな!時間出来たらそっちにも遊びに行くわ! (2020年1月3日 10時) (レス) id: 979c554592 (このIDを非表示/違反報告)
きんとき(プロフ) - チョコラタさん» ありがとうございます。励みになります、頑張ります! (2020年1月3日 10時) (レス) id: 979c554592 (このIDを非表示/違反報告)
くーちゃん(プロフ) - きんときさん» ほんとぉ!?嬉しい泣 私も、時間なくって絡みに行けなくてごめんよ汗 全然大丈夫やで!!!きんちゃんの小説ってどれも集中して読んじゃうもん!!すごく楽しませてもらってます!ゆっくり更新したんでかまんけんなー!ファイティン!!^^ (2020年1月3日 4時) (レス) id: f70e29d442 (このIDを非表示/違反報告)
チョコラタ - 更新頑張ってください! (2020年1月2日 21時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
きんとき(プロフ) - くーちゃんさん» 久しぶりぃい!!覚えちょるよおー忘れる訳ないやない〜 わしも読み専になっとって、中々自分の作品に手が付かなくて絡みに行けなかったっ汗 そう言って頂けて嬉しいよ。ちょっと設定もだいぶ変えたからちと不安やった。ありがとう、頑張るね! (2019年12月31日 22時) (レス) id: 979c554592 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きんとき | 作成日時:2018年7月13日 8時