理論に基づいたので罪悪感はないっす ページ44
このツナの驚いた顔で笑った笑った。
「え、初音さん!?それにディーノさんもなにするんですか!」
「きゅふふ…ごめ、無理、ディノしゃん変わって」
いやもう笑いが止まらないのなんのでやや落ち着いた合間合間でディノさんに丸投げする。
性格も頭も可笑しいのは自負してるし良いじゃんかぁ。
「まあ発端は俺だしな。んで、この計画はファミリーを試すために行ったんだよ」
ディノさんが把握してない組に向けてざっくりしすぎた説明をした。
「…んきゅ。ロマさん、ほどいたげてくれる?ややこしくはしてないから」
「ああ」
ロマさんがツナの縄をほどいたタイミングでディノさんがもう一度口を開く。
…思えば今のこれでアイデアロール成功するお姉様方っているんだろうか。
まあさておき、ディノさんは桃巨会が嘘の組織(嘘)であることを説明した。
黙っておくのは美学です。
「それではボス、私はこれで。…あと初音ちゃん、なに考えてるか知らんがほどほどにしとけよ」
「なにも考えてないし?」
「嘘つく時に髪触る癖は直した方が便利だぜ?」
「んにゃっ!?…あいや、なにもないってば!」
車に乗って去っていくロマさんの残した爆弾に素で返してしまい、なんとか取り繕おうと善処はする。
「何考えてんだよ…。まあとにかく、ツナは幸せ者だな。あんなボス思いのファミリーそうそういるもんじゃないぞ」
ディノさんにやや畏怖が混じり呆れた目で文句を言われる。
昔っから会ってると色々見透かされるんだよなほんと。
「いや、だから二人は友達で…」
ツナがやや気まずくなりながら苦笑いで説得する。
いやまあ、無駄になるんだがね。
そして俺はそろそろ言った方が良いのだろうか。
ドッキリ大成功の看板、持ってれば良かったなぁ。
まあ、大人しく言いますか。
「そのヤーさんだけどね、マジで存在してたりするよ?やや黒めで委員長の警戒相手だったり」
取るに足らない相手、あんまりやらかし具合が大きくないって理由で放置されていただけだからいいんだけどね。
「それって…」
「何考えてんだ初音っ!お前とは違ってあいつらはまだヒヨッコなんだ、歯が立つ相手じゃねぇだろ!?」
おっと言葉足らずだったか。
胸ぐらを捕まれ、宙に浮く、当然ながら怒鳴られる。
そりゃそうだよな、共犯のリボーン寝てるし。
「そうだよ!二人になにかあったら…!」
「なら行くか?桃巨会。あと苦しい」
そろそろ苦しくなったので予定通り提案する。
…ごめんな
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作者名:菫青 | 作成日時:2019年9月18日 19時