断罪と懲罰の少女 (ページ21)

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ラファエルさんがSAN値直送な件ページ21

・本名はラファエル

・ヴァリアーという所に属している

・日本に興味あり、全体的に知っている。

・ヴァリアーの情報エトセトラ。(でも良いところでベルって人に止められた。)

・なんか結構好かれてる…？

位だった。

他の人ともちょいちょい話したりしたけれど、クロも多めだったのは黙っておく。

まあそろそろ目を引きそうということでお開きに近かった。

やっぱ(法的に)あかんてこの会。

「初音さん、貴重な情報をありがとうございました！」

ラファエルさんが笑顔で頭を下げてくる。
純粋すぎて後光さえ見えてしまうほどのぐう聖。

表面だけの可能性もあり得るが、騙されてんならその時はその時としてなんとかなるはず。

無策で負けたなら俺が悪い。

「ん、気にすんな。ラファエルにベル…王子？んま、どもでした。俺も楽しかったよ」

「王子もラファもどうってことねーよ。帰り、日本まで送ってこーか？」

「いやだって、海越えるぞ？」

「日本なら問題ないですよ。僕が私財出して許可もらうだけですし」

平然とした顔でラファエルが言い切った。

マフィアの財力恐るべし。

それ以上に初対面の人間海越えて送るのがおかしい。

「うわぁ発想がセレブリティ」

夕方になった並盛町。

夕日が差し込み町が赤く染まる。

結局お世話になってしまい、電車に乗るまで送ってもらってしまった。

彼にはきっと少々の説明が待っていると思うと罪悪感がとてつもない。

ラファエル、ベルには恩義を感じたし、最後にまた会うとの約束もした。

何ヵ月後になるかはわからないがまあ、リア友(超遠距離)が増えただけ良いか。