検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:1,677 hit

エプレはノルウェー語で林檎だよ ページ20

我ながら一日でここまでの出来は初めてだと思う。

オフ会に合わせて服新調してやるよと豪語した手前、引くわけにもいかなかったから頑張ってやったんだよ。

取り寄せるわけでもなく、手作りの方が出来が良いと自負しております。

「さ、イタリアにやって参りましたー。言語はわかるし話せまーす。

で、場所はボンゴレ支部、か…。ま、聞こえはいいけど一軒家か。店よかマシ」

基本的に俺にとって場所は関係なく、精々居心地だった。

きちんと情報のUSBはあるため、混じろうと平気だ。

(どうせ地図的にはただの一軒家だろうし、ここか)

表向きはただのオフ会なものの、実態はマフィアのみのやーつ。

明け方からやる辺りでもうお察しだとか言わない。

町に溶け込むような木製の扉を開け、こっそり入る初音。

「どなた様でいらっしゃいますか?」

「エプレ。サイトの運営者でスレ建て本人。…ここまで言えば解るよね」

「…どうぞお通りください。」

恐らくボンゴレとやらの組織の下っ端だろうもの。

まあ俺はそこら辺詳しくないから知らんが。
ネット上での情報を淡々と言えばあっさり通され、もうひとつの権力を使わなくて済んだ。

(なんか可愛らしい服だし負けそうなんだよな俺)

そんなことを考えながら階段を昇った。

「…失礼。俺です、スレ主兼管理人のエプレです」

更にある扉を開けてみれば一斉に視線が集まる。

と言っても所詮は名も知れないスレのオフ会、そこまで人数は居ない。

「あ、はい」

「僕、雨空です」

流石裏の人間、日本語がかなり上手であり、難なく会話をできた。

この雨空さん、鈍色のポニテとか赤い瞳とかも相まってどうもあざと可愛い臭が半端じゃない。

途中ベルという目隠れ系ナルシ…違う、目隠れ系ハイテンション陽キャ王子という人間にあった。

ただ流石に情報を引き出すのは無理だった。
で、雨空んからの情報をまとめると。

ラファエルさんがSAN値直送な件→←赤ずきんなら合法的にワインで叩けるよな



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:菫青 | 作成日時:2019年9月18日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。