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外の空気はまだひんやりしてる25日の朝
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お父さんは家にあった残りの荷物を車に乗せ
お母さんは優太のお母さんと話をしている
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私はそんな2人を横目に
自分用の少しの荷物を優太の部屋に置きに行った
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優太と一緒に外へ出ると
お父さんは優太を見て少し困ったように笑った
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「すまないね、娘と離れ離れにして。」
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それを聞いて目を丸くさせたけど
すぐ私の右手を包んで
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「大丈夫っす、待ってるんで。」
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お父さんの方をしっかり見て答えた優太
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「じゃあ、優太くんのお母さん
Aを少しよろしくお願いします。」
「いえいえ、身体には気をつけてね。」
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お母さんはそう優太のお母さんに伝えると
お父さんが乗っている車に乗りこむ
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「楽しんできてね。」
『ありがとう。』
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エンジン音とともにみるみる小さなっていく車の
少し排出されたガスは
冷えた空に消えていった
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「んじゃ、俺らも行きますか!」
『え?』
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優太は包んでいた右手を離して
恋人繋ぎにかえた
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『どこ行くの?』
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まだ早朝でどこへ出かけても閉まってる時間帯
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優太の提案で
イルミネーションに行くってなってるけど
さすがにこの時間は早すぎる
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「いいとこ。」
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それだけ言って優太はニカッと笑う
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何気に初めて絡む優太の指は長くて
でも大きくて
どこか安心するけど恥ずかしかった
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優太に連れられるまま移動すること
約1時間半
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『え、嘘.....。』
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そこはずっと憧れてた
夢の国だった
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「ははは、サプライズ成功〜!!」
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してやったりとでも言いたげな優太
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普段ケチな優太じゃ考えられない
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優太の手にチケットがあるなんて信じられない
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涙で視界が滲んでいく
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「ちょ、まだ早ぇから!?」
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私の頬を両手で包んで
幸せそうに笑う優太
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「人生で1番最高の日にしよーな。」
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あぁ、優太って私を幸せにする天才だ
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今度は自分から優太の手を握る
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それを合図に
忘れられない日がスタートした
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苺大福(プロフ) - ななみさん» 私も書いてて辛いです...(?)岸くんならきっとすぐに来てくれる、、はずです。 (2020年2月26日 16時) (レス) id: 57fd65d360 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - 一匹狼なら、一匹狼でいいのに。一人で頑張ってきて、それなら大丈夫なのに。守りたい存在ができると、失うことがとてつもなく辛い…見えない血を流してるみたいで…読んでいて切なくなります。優太君、早く逢いにきてあげてほしいです。 (2020年2月26日 15時) (レス) id: 9580652987 (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(プロフ) - ななみさん» わざわざコメントありがとうございます!こちらこそ閲覧ありがとうございます。若干スランプ気味もあり、昔の作品をリメイクすることにしていたので申し訳なかったです....。これからちゃんとお話書きますね!ありがとうございます!! (2020年2月25日 10時) (レス) id: 57fd65d360 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - こんばんは。苺大福さんのペースで(^_^)大丈夫ですよ。更新待ってる間も、実は「この先どうなるのかなぁ」って、ドキドキしながら待つのも楽しみですから。いつも読ませていただいて、ありがとうございます(^ ^) (2020年2月25日 2時) (レス) id: 6b92244ddf (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(プロフ) - みさきさん» コメントありがとうございます!そんな褒めて頂いて光栄です....(泣)更新途絶えててすみません...。2月が終わるまでには更新できるように頑張りますね!ありがとうございます! (2020年2月24日 2時) (レス) id: 57fd65d360 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:苺大福 | 作成日時:2019年12月9日 18時