幹部が国離れてもいいのかね？

第九話　日本という国 ページ29

久々にやって来ました米花町
最近は戦争準備やらなんやらで忙しかったゆえ
こういった平和な所に来るのは多少なりとも気分転換になりますね
それにしても日本という国は本当に平和ですねぇ
何故我々国とこの国が友好関係にあるのか少しばかり疑問だが
まあいいか、別に問題があるわけでも無いし
というより行く当てないんだよな、ポアロだとワンパターンすぎるし

「沙弥君、で合ってるよね？」

沙弥「はい」

「どっか行きたいところある？」

沙弥「え、視察じゃなかったんですか？」

ううむ、痛いところ突いてくるなぁ

「いやそうなんだけどね、一か所に絞ると視野が狭くなるかなって」

沙弥「あーそうですね・・・デパートとかどうです？人は多そうですけど」

「ならそこにしよう」

正直な話どこでも良かったので
沙弥君の案にそのまま乗っかる事にした
彼女は我が国でも珍しい日本出身らしい
同じ日本出身のらんらんは刀を使うが
彼女は柔道をするらしい
私は柔道とかよくわかんないんだけどね
そうこうしている内に『米花町デパート』についた

「デパート、って私来た事無いんだよね」

沙弥「え、そうなんですか！？」

「日本に来たのも今回の任務が初めてだからね」

沙弥「へぇ、Aさん刀使うから、てっきり日本出身なのかと」

「あれは私の師匠から受け継いだ物だよ、私の生まれは欧州」

沙弥「そうなんですね」

等と会話しながら適当に見て回る
すると突然

？「動くな！！」

という怒声が響く
振り返ると沙弥君が人質にされており
首元にはナイフが銀色の光を放っていた
当の本人である沙弥君は多少驚いていたものの
怯むことなく冷静に相手の隙を伺っているようだ
辺りにはコナン君達もいたようで何事かと駆け寄って来る
ホントどこにでもいるなこの子達

コナン「Aさん！？何があったの？」

「強盗か何かだと思うよ、人質にされてるのは私の知り合い」

光彦「助けなきゃですね！！」

「まあ、落ち着き給え、私がなんとかしよう」

そう言って子供達を落ち着け
犯人にゆっくりと近付く

犯人？「そ、それ以上動くな！！殺すぞ！！」

と、言ってナイフをこちらに向けた
その時

沙弥「せいやぁ！！」

首元からナイフが離れた事で隙だらけになった犯人を
沙弥君が思いっ切り投げ飛ばした
ろくに受け身も取れない犯人は
背中を思いっ切り打ち付け蒸せていた
ざまぁねぇぜ
おっと本音が出た

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