百五十一粒 ページ9
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「あの、笹川さん」
あれからみんなで談笑をしているとふと後ろから声をかけられた。
「るぅとさん…」
私の雇用は決定したし、お話もできたのだが2人でどうこうすることはなかった。
さっき謝られて終わったから。
「あの、1つ歳後にいいですか…？」
そんな彼の質問。
ちょっと緊張する。
「その、さっき言ってた事なんですけど…
僕のこと、かっこいいって思ってくださっていたんですか…？」
.
あ。
え。
そう、なんだけらども。
…噛んだ。
そうなんだけれども。
確かに言いましたしそれは色んな人に言ったことがあったけれども。
…恥ずかしい。
「いや、本当にごめんなさい…
ちょっと、かっこいい、なぁって…」
「え！ちょっとですか…？」
「…いや！すっごくかっこいいですよ！」
ぐぅ、なんだ今の聞き方…あざと過ぎないこの人びっくりしたよ。
そうだ、この人あざとい人だった。
そう、この人るぅとくん。
るぅとくんってあざとい人だった。
るぅりーぬはぶりぶりぶりっ子やるレベルであざとい人だった。
「そこ、何2人で照れてるの？」
そんなこんなしていると莉犬くんが声をかけてきた。
「いや！莉犬、これは笹川さんが…」
なんかもごもごと言っているるぅとくんに対して今度はころんくんがこんなことを言った。
「ちなみにさるぅとくん、その子僕らより年下だからね」
まぁ当たり前のことなんだけれども。
どうしてだろう、るぅとくんが直立不動になってしまった。
「るぅとさん？」
「え、いや、え…？」
「るぅとくん話聞いてなかったの？
なーくんがこの子の説明してたじゃん
今年で20、俺らの一個下」
嘘だ…と頭を抱える彼の姿にはてな、を浮かべていると、ころんくんに「ま、そういう事だよ、今はそっとしてあげな」と言われた。
…はてな。
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莉犬猫 - ななもり。さんだけｉdでてます (2022年6月18日 20時) (
レス) @page43 id: a2185c14b6 (このIDを非表示/違反報告)
めーたん - 王子様を選ぶ所で選べないキャラがいたのでそのストーリーをみたいです！ (2022年1月22日 9時) (レス) @page43 id: 0f93307700 (このIDを非表示/違反報告)
ツッツ〜 - なーくんのしかｌＤ出てきません… (2020年8月18日 2時) (レス) id: 98be095f42 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - あと、何か最後の誰を選ぶ？みたいな所で紫の王子以外のID出ていませんでしっ… (2020年7月17日 6時) (レス) id: a7dddc0f96 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 完結おめでとうございます！ (2020年7月17日 6時) (レス) id: a7dddc0f96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅうく | 作成日時：2020年4月19日 13時
