百六十八粒 ページ26
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くふふ、と笑う彼の笑い方がなんだか可愛くて。
ちょっと頬が緩んだ。
「やー、ほんとに似てるなぁ、俺ら」
「そうですねー、でも莉犬さんの方が格段に大人だなぁ」
一つしか変わらないはずなのに、
私がそう言うと、彼は「まぁね？大人だから？」と冗談っぽく言ってくれた。
それもまた面白くて。
私たちは笑いあった。
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「…莉犬くん、楽しそうだね」
そんな私たちに声がかかった。
寝起きだからかさらにガサガサ…
じゃないよ、私はどんな声でもとても愛おしく感じてしまう。
そこには眠そううな目を擦ったころんくんが立っていた。
「あ、ころちゃんおはよー」
のんびりとそう言う莉犬さんにつられて私も「おはようございます〜」と伝えた。
ころんくんは健康的に朝はちゃんと起きるって放送でも言っていたなぁ。
時刻は5時半を回っている。
あら、そんなに話していたのか。
「えー、何してたの？
朝っぱらからイチャイチャ？」
そう言う彼は私の隣にとすっと座ってふぁぁ…と欠伸をした。
…かわいい。
けど、イチャイチャではない。
「ちょっとお話してただけですよ」
「そうだよー」
私たちが口を揃えてそう言うと、「仲良いねぇ」と気が抜けたような声が返ってきた。
「でも、僕でよかったかもね。
これがるぅとくんとかさとみくんとかだったらやばかったよ？」
「うー、怖い」
そんなころんくんに対して、明らかに怖がっていない莉犬さんがそう言った。
朝から彼らはいつも通りだった。
そして外は段々明るくなっていて。
また今日がはじまった。
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莉犬くんの「生まれてから、」という動画のことを少し含みましたが、できるだけソフトにさらっと、を目標にして書きました。
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莉犬猫 - ななもり。さんだけｉdでてます (2022年6月18日 20時) (
レス) @page43 id: a2185c14b6 (このIDを非表示/違反報告)
めーたん - 王子様を選ぶ所で選べないキャラがいたのでそのストーリーをみたいです！ (2022年1月22日 9時) (レス) @page43 id: 0f93307700 (このIDを非表示/違反報告)
ツッツ〜 - なーくんのしかｌＤ出てきません… (2020年8月18日 2時) (レス) id: 98be095f42 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - あと、何か最後の誰を選ぶ？みたいな所で紫の王子以外のID出ていませんでしっ… (2020年7月17日 6時) (レス) id: a7dddc0f96 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 完結おめでとうございます！ (2020年7月17日 6時) (レス) id: a7dddc0f96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅうく | 作成日時：2020年4月19日 13時
