百五十八粒 ページ16
.
「ごめんAちゃん、俺らこっちで雑魚寝するから1人でこの部屋は使ってもらって…」
誤算だった!ともりさんは3人分のベッドが置いてある部屋を指さした。
いやいやいやいや。
「もりさん、6人でダブル2つをシェアってキツくないですか?」
しかも大の大人が。
「僕はきつい」
「僕も無理です」
ほら見た事か、と声を上げた二人を見た。
ころんくんとるぅとさんは首をふるふると振っている。
「俺が莉犬を抱き枕にして寝ても5人だもんなぁ」
「おい」
冗談っぽくそう言うさとみさん。
確か192時間リレーのあと、莉犬さんを抱き枕にして寝ていたんだっけ。
そんなツイートをしていた気がする。
「んー、そうだよね…
じゃあ3人4人に別れるとして、誰がAちゃんと寝る?」
「Aは3人部屋にして方がいいよな、だからあと2人選ぶのか…」
「うーーーん」
真面目な顔して、本当に真剣そうに。
もりさんとさとみさんは頭を抱えていた。
「ちなみに、Aちゃんは誰がいいとかある?」
そんな中、私に声を掛けてくれたのはころんくんだった。
誰がいい、かぁ。
「…お兄ちゃんが無難ですかね」
ほら、親が帰れない時はお泊まりさせてもらってたし。
私がそう言うと皆はなぜか微妙な表情をした。
「1番ヤバそうなジェルくんが今回ばかりは1番安全とは…」
「なんやねんそれ」
鋭いツッコミを入れる彼がいつもと変わらないところを見て安心した。
うん、やっぱりお兄ちゃんが無難。
「うん、わかった、そうしよう」
俺はジェルくんを信じてるから。
と、熱いななジェルの信頼関係を見せてくれたところでころんくんがこう提案した。
「もうさ、消去法で行った方が早いんじゃね?」
.
1438人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
莉犬猫 - ななもり。さんだけidでてます (2022年6月18日 20時) (レス) @page43 id: a2185c14b6 (このIDを非表示/違反報告)
めーたん - 王子様を選ぶ所で選べないキャラがいたのでそのストーリーをみたいです! (2022年1月22日 9時) (レス) @page43 id: 0f93307700 (このIDを非表示/違反報告)
ツッツ〜 - なーくんのしかlD出てきません… (2020年8月18日 2時) (レス) id: 98be095f42 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - あと、何か最後の誰を選ぶ?みたいな所で紫の王子以外のID出ていませんでしっ… (2020年7月17日 6時) (レス) id: a7dddc0f96 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 完結おめでとうございます! (2020年7月17日 6時) (レス) id: a7dddc0f96 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しゅうく | 作成日時:2020年4月19日 13時