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九十九粒 ページ12

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「お兄ちゃーん!いらっしゃい!」








そしてまたまたある日のこと。







お兄ちゃんが我が家にやって来てくれました。


あ、誤解を生まないように一言。





実の兄では無いですよ。
私一人っ子ですもん。








でもそれだけ兄のように慕っているということだ。








「いや〜Aがこうやって家に入れてくれるのも久しぶりでちょっと緊張するわ〜」








と笑いながら入ってくる彼。






そしてそんな彼を見つけた途端走り出した豆ちゃん。
思いっきり彼の足にアタックしてじゃれだした。







この前と同じだ。
そしてこれも同様に昔の話に花が咲く。








2人で泥だらけで帰ったのになぜかお兄ちゃんだけ怒られてて。

なぜか私が謝られた。




だとか色々と思い出して。







「あれ〜、そんなことあったっけ?」





なんて白々しく言ってみれば。





「え〜まじで覚えてへんの?」







だなんて返ってくる。


凄く楽しい一時だ。








「あ!そうだお兄ちゃん、ご飯食べてくでしょ?」





時計を見ると丁度お昼時だった。





私の誘いに「ほんまに作れるん?」だなんて聞いてくる彼。








「え〜?さっきの仕返し?
作れるから!」








そう言って私はキッチンへと向かった。







サクサクと野菜を刻んでお肉にも火を通して。







ちらりと部屋の方へ目を向けるとキラキラと目を輝かせた彼がそこにいた。


その眼差しは昔と変わっていなくて。

誰にでも優しくて。






私の大好きな彼の姿のままだった。









いつでも甘やかしてくれる人。







自然と甘えてしまう人。









口元が綻びながら料理を作った。








「さて!出来たよ〜!」







私が作ったのは野菜炒めとお味噌汁。


親の帰りが遅い時に、お兄ちゃんのお母さんに作ってもらったものだ。








「うわ〜美味そうやなぁ」







と笑ってくれる。









とても懐かしくて暖かい。









「「いただきまーす」」









2人同時に声を揃えてそう言った。







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しゅうく(プロフ) - ゆあもんさん» ゆあもんさん…!!神ではないですよ!?でも頑張りますね!ありがとうございます!! (5月17日 11時) (レス) id: 547af1fa67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあもん - しゅうくさん神ですか?私毎回読ませていただいてます!もうねこの作品は神です!これからも応援するので頑張ってください! (5月9日 12時) (レス) id: 9253ce94df (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - しゅうくさん» 全然です!!ご自分のペースで更新されてください!いつまでも待ってます! (4月20日 14時) (レス) id: 3de2eab1b1 (このIDを非表示/違反報告)
あやの♪(プロフ) - しゅうくさん» 応援してます!(^^) (4月19日 22時) (レス) id: 5ba2df906e (このIDを非表示/違反報告)
しゅうく(プロフ) - 瑠李さん» うー、がんぱります…! (4月19日 13時) (レス) id: 547af1fa67 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゅうく | 作成日時:2020年3月17日 23時

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