合縁奇縁【ヒロアカ×呪術廻戦】 (ページ6)

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「運命の第1種目！今年は………コレ！！」

ミッドナイト先生の後ろに投影されるプロジェクター
雄英凄い…お金掛かってるなぁ
プロジェクターに映し出されたのは“ 障害物競走 ”の文字
コースはスタジアムの外周約4キロだとか

「4キロって……トラック何周くらい？」

「1周が大体200メートルだから20周くらいだろ」

「20周！？ヨユー！！！」

「いつも走ってるからどうってことないわ」

実習の際アップで何周かトラックを走る習慣があるのだが、大体途中で先輩達に抜かされ、抜かされる度に「A体力ねぇな、10周追加」と言いながら置いていかれる為、アップで20周なんてザラにある
先輩…………速すぎなんですって

それに特訓でも「チキチキ！捕まったら明日の僕の任務全部やってね鬼ごっこ☆」と訳の分からない五条先生主催の鬼ごっこが始まり、死ぬ気で走り回った
結局捕まって１、２年全員五条先生の任務押し付けられそうになったけど学長のお陰で免れた。危ない危ない、学長が来なかったら本当に押し付けられていた所だった

♢

スタート地点に移動して、スタートの合図を待つ
計12クラス全員参加の競技だから人が凄い、多い、狭い
でも一応前の方にスタンバイ出来たので良かった

スタート地点から向こうの所まで狭くない？
もしかしなくてもこれ詰まるんじゃ………

「スタート!!!!!」

合図で一斉に走り出す
やっぱりそうだよね………詰まってる！！！

人が多すぎて揉みくちゃにされる
痛い通り越してウザイ！！！！

取り敢えず此処を抜けなきゃ、と術式を発動させようとすると、周りが冷気に覆われた

「寒っ！」と思っていると凍っている足元。近くに居たヒーロー科の人が個性を使ったみたいで、殆どの人の足元が凍らされていた。野薔薇や恵も凍らされている
何だあの紅白頭！個性羨ましい！！強！

「あっぶね！何とか避けれた！」

何で悠仁は避けれてんの…………？？？
反射神経ヤバい、怖い

野薔薇は釘で足元の氷を割って、恵は玉犬を喚(よ)んで氷を割ってそそくさとこの場から離れていく
待って？？え待って？
私も術式を使って氷を割ってなんとか追いかけていく

ブッ倒す宣言をしちゃったからには、ここで敗退するにはいかないんだ！！
すっごい恥かくじゃん！！！

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