合縁奇縁【ヒロアカ×呪術廻戦】 (ページ5)

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「かっちゃんなのっ！？………それにあの人は…」

「アイツ一応、入試1位通過だったからなぁ」

「えっじゃああの人も…………」

「静かに！通年選手宣誓は1名だけど、今年は条件を満たした生徒が2名いるのよ！ほらアナタ、固まっていないで上がって来なさい」

五条先生ぇ…………聞いてないんですが？
視線が痛いのと、ミッドナイト先生が「早よ来い」って言っている気がするので渋々壇上に上がる
ひぇ、同じ選手代表の子が凄い目でこちらを睨んでいる…

爆豪勝己くんの隣に立って宣誓を待つ。もうちょっと寄ってくれないかな、ど真ん中から不動だね

「せんせー、俺が1位になる」

「っは！？」

宣誓を待って、あぁ始まったと思えば衝撃の宣誓
え、宣誓ってこう、「宣誓ー、私達はー」とかそういうモンじゃなかった………？

その自分勝手な宣誓に、生徒達からはブーイング。それをものともしないメンタル凄いなぁ

「せめて跳ねの良い踏み台になってくれ」

生徒に向けて言って、その後私を見た。親指を下に向けて鼻で笑うその顔は多分私を煽っている
それ私にも言ってるって事なのかな

私の宣誓どうしようか、と思って先生達の方をチラリと見ると、五条先生は大爆笑で夏油先生は笑っているけど笑ってない。こう、顔はニッコニコなんだけどアレ絶対ブチ切れてるよねっていう顔だ

私の宣誓どうしよう、と悩みながらマイクを手に取った途端キ─ンと意図せずハウリングが起こり、ガヤガヤしていた会場内は私に視線が集まった
いやそんなつもりは無かったんですが…………

「ァ………………ブッ倒します！」

これは煽ってきた爆豪勝己くんに向けた言葉
というかそうとしか捉えられないくらい爆豪勝己くんを見て言って、オマケに下を向いた親指も付けておいた。サムズダウン

満足気にマイクをスタンドに刺すと、「オイ」と爆豪勝己くんにキレられた。青筋がピクピクしていて、今にも爆発しそうだ

ヤッべ、と思ってそそくさと壇上から降りる
列に並び直そうとすると、「良くやったわ！」と野薔薇や皆が言ってくれたので全員とハイタッチした

「さぁて、それじゃさっそく始めましょう！」

待ちに待った雄英体育祭が、始まった

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