合縁奇縁【ヒロアカ×呪術廻戦】 (ページ35)

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「……あ！恵〜！」

試合が終わり、特に怪我もないのでそのまま戻ろうとするとステージを出てすぐの所で恵が待っていた

「すぐ終わるだろうと思って」

「まぁね！！！どうだった？」

「対人戦で術式使えるようになったんだな」

「ちょっと頑張ってみた！
でもまだ加減が掴めないから要特訓かな……」

恵だったらどう動く、だとか、「そういえば」と恵の試合を振り返ったりだとか色々と話しながら通路を歩く

今思えばずっと2人だったんだなあ。
悠仁と野薔薇が呪術専攻に来て、それからは4人で行動する事が多くなっていた。それより前は私達2人は入学をしていなくてもずっと呪術専攻に居て、先輩達や先生も居たけれど基本行動は2人でいたからなんだか久しぶりの気分だ

「………A？」

「えっあっ何？」

「いや急に黙り込んだから。聞いてたか？」

「………聞いてませんでした。」

「だろうな。」

私が素っ頓狂な顔をしたのが面白かったのか恵は軽く吹き出した

「恵が……笑った！」

「俺をなんだと思ってるんだ…」

顔を見合わせて、お互い笑って。次の試合頑張ろっか、なんて言って荷物を取りに控え室に入ろうとすると後ろから声を掛けられる
いや掛けられるというか、浴びせられたというか

「邪魔だ、どけ。」

「……あ─────！」

「あァ？」

「爆豪勝己くんだ！」

「ハッ！勝手に仲よくキャッキャウフフでもしてろ」

捨て台詞だけ吐いて爆豪勝己くんは控え室へ入って行った
ていうかここ控え室１だった……間違えた

「凄いやな奴なんだな」

「分かる。」

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