4 side...REN ページ4
廉「………えっ？」
赤い顔でベソかいてるAをまん丸の目で見つめると、Aは服を抑えたままがばぁっ！！！と慌てて立ち上がって、走って俺の部屋から出て行こうとした。
廉「え″！？！？！？え！？え！？
ちょ、ちょい待てや！！！
どこ行くん！？！？え、何で何でぇ！？！？」
慌てて追いかけて捕獲すると、Aはとうとう声を上げてギャン泣きし始めた。
『ぎゃーーー！！！離して！！離して！！
最近妙に優しくて変だなって思ってたら、嫌がらせの方向性変えて来ただけじゃん！！！
ただの準備期間だったんじゃん！！！ひどい！！最低ーーーー！！」
ガーーーーーーーーーン
え…
俺のキスって、コイツにとって�犒�がらせ″なん…？
廉「おまっ…それはいくらなんでもヒド過ぎやろ！？！？ヒトのこと何やと思っとんねん！！！」
『それはこっちのセリフだよ！！！！
彼女でもない相手にこんなシレッと手ぇ出すなんて信じらんない！！！！最悪！！大っ嫌い！！』
廉「…………………………え″？」
今度はこっちが固まったところで、Aが俺の腕をすり抜けてドタドタと騒がしい音を立てながら階段を下りて行った。
え
待て待て待て…
Aって…
俺の彼女と、ちゃうの…………？？？？
真っ白になった頭のまま周りを見渡せば、目に入って来たのは机の上に広がったままの勉強道具。
…荷物も取らんほど慌てて逃るぐらい嫌なんか。
傷ついたような泣き顔に、こちらを責める刺々しい声。
俺から身を守ろうとして震える、丸っこい肩。
廉「…………………彼氏でもない紫耀にされた時は、別に怒ってへんかったやん。」
なんやもう、イライラする元気すら無い。
朝起きたときにめくれたままになっていたベッドの掛け布団の上に、ポーンと細い体を投げ出すと
耳の奥に
久しぶりに聞いた�狢腓歎�い″の声が
何度も何度も
繰り返し、響き渡って来た。
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きのこ(プロフ) - renrennagachanさん» 爆笑頂きましたー！！ありがとうございま〜す！！最近になって「ラブシチュの続き希望」と言うお声を頂き、「あ、コレが好きな人いるんだ…」と気づいた作者です。嬉しい！これの続きの短編もありますので、もし気になったら覗いてみて下さい〜 (2020年10月7日 15時) (
レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
renrennagachan(プロフ) - はいダメぇぇぇー！のくだりがマジで永瀬廉すぎて頭抱えました爆笑サイコーです！！こっそり続き待ってた根っからのび太系女子なので今回とても嬉しかったです！！ジャイ廉ごちそうさまでした！！！ (2020年10月7日 0時) (レス) id: 91d0c85321 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - ちいさん» ありがとうございます(^^)こちらのお話は私も気に入っていたので、楽しんでもらえて嬉しいです！！ (2020年5月26日 14時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
ちい - もう本当に本当におもしろくてキュンキュンして最高でした！これからも楽しいお話書き続けて下さい！待ってます！ (2020年5月26日 14時) (レス) id: 07dfb12e8b (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - とぅーしょーさん» もう全身のどこにも見当たらないキュンを無理やり絞り出しました…。楽しんでもらえたようで嬉しいですヽ(´▽｀)/ (2020年4月30日 15時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこ
| 作成日時：2020年4月17日 1時
