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岸「…俺、ちょっと他の先生に電話してクラスのやつらの様子聞いてみるわ！」
岸先生がスマホを手に立ち上がり、長い腕を伸ばして�爐里咫蹐鬚靴討い襦�
『…みんな、楽しんでるんでしょうねぇ…』
廉「ふん。俺、USJなんてもう5回くらい行ったし。別にええわ、今更。」
『…私、初めてだったのに…。』
廉「…また来たらええやん。
受験終われば大学生なんやから。USJだろーがディズニーだろーが、好きなだけ来られるで？」
受かれば、の話だけどね…
返事の代わりに小さく息を吐く。
誰と行くのか…と言う話に発展するのが怖くて、慌てて課題に集中しているフリをした。
岸先生が閉めた扉の音が部屋の中に響く。
今度こそ真面目に課題に取り掛かろう…とパチパチと瞬きした
その時…
廉「おい…。」
隣から、なんだか偉そうな声が上がった。
『え？』
驚いて顔を上げると、立ち上がった廉くんが部屋の端っこへと歩いて行き、ずいぶんと思い切りよく、大きなガラス窓をバーン！と開けた。
えっ、換気？？
それとも暑い？？
エアコンあるよ…と言おうとした瞬間、
私の制服のワイシャツに包まれた二の腕が、薄く大きな手でガシッ！と鷲掴みにされた。
『ヒィッ！！！』
ま、窓から投げ捨てられるのか！？！？
ここ1階だけど！！！
長年のいじめられ経験から反射的に悲鳴を上げるものの
廉くんも長年のいじめっ子経験から、そんなもんにいちいち構っちゃくれない。
廉くんはそのまま私の腕を引っ張って立ち上がらせると、チラッと視線を玄関の方へ走らせたあと、なぜか私を連れて窓とは逆側の部屋の端っこへと向かい出した。
『え！？え！？え！？』
そして何歩も歩かぬうちに辿り着いた大きな襖をバーーーーン！！！と開けると、きっちり畳まれて仕舞われている布団たちの隙間へと
私のことを、まるで朝の通勤ラッシュの駅員さんのごとく
細い腕で、ギュウギュウと押し込み始めた。
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きのこ(プロフ) - renrennagachanさん» 爆笑頂きましたー！！ありがとうございま〜す！！最近になって「ラブシチュの続き希望」と言うお声を頂き、「あ、コレが好きな人いるんだ…」と気づいた作者です。嬉しい！これの続きの短編もありますので、もし気になったら覗いてみて下さい〜 (2020年10月7日 15時) (
レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
renrennagachan(プロフ) - はいダメぇぇぇー！のくだりがマジで永瀬廉すぎて頭抱えました爆笑サイコーです！！こっそり続き待ってた根っからのび太系女子なので今回とても嬉しかったです！！ジャイ廉ごちそうさまでした！！！ (2020年10月7日 0時) (レス) id: 91d0c85321 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - ちいさん» ありがとうございます(^^)こちらのお話は私も気に入っていたので、楽しんでもらえて嬉しいです！！ (2020年5月26日 14時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
ちい - もう本当に本当におもしろくてキュンキュンして最高でした！これからも楽しいお話書き続けて下さい！待ってます！ (2020年5月26日 14時) (レス) id: 07dfb12e8b (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - とぅーしょーさん» もう全身のどこにも見当たらないキュンを無理やり絞り出しました…。楽しんでもらえたようで嬉しいですヽ(´▽｀)/ (2020年4月30日 15時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこ
| 作成日時：2020年4月17日 1時
